この記事ではオジーオズボーンの名曲をまとめています。
名盤と呼ばれるアルバムからこれだけはきいておいたほうが良いという曲をピックアップ。
それに加え曲のパートの聴き所、ギターの難易度もあわせて紹介しています。
Crazy Train
ボーカル | リズムに乗って歌うことが重要 |
ギター | ガツンと来るギターサウンド |
ベース | 目立ちすぎずバンドサウンドをしっかり支える |
ドラム | キメが冴えわたるドラミング |
収録アルバム | Blizzard of Ozz |
メタルギターの教科書といえる楽曲
イントロのベースで怪しい感じを漂わせてから、ギターリフで一気に高揚感を出している曲。
オブリが多いですが難易度はそれほど高くないので、初めてオジーオズボーンをコピーする方におすすめの楽曲です。
耳に残るフレーズが多く飛び道具的なアイディアもあるので、ギターのスキルアップに活用に役立つ曲です。白のレスポールカスタムでの演奏のイメージが強いです。
ギターのメロディーがメインで、その合間に歌を乗せているイメージに聴こえます。
ドラムはパワーが強く、存在感があり曲の重厚さを際立たせています。
ベースは裏方に徹している印象です。唯一といってもいい見せ場の出だしの部分も、ライブではギターが主張してくるので少しかわいそうな気がします。
アマゾンプライム会員ならオジーオズボーンの曲が聴き放題!
Mr. Crowley
ボーカル | たっぷりとためを作って歌いあげる |
ギター | 重厚感のあるリフと聴かせるソロ |
ベース | ギターとのユニゾンが肝 |
ドラム | メリハリをつけたドラミング |
収録アルバム | Blizzard of Ozz |
ヘビーなサウンドがガツンと来る楽曲
スローでとてもヘヴィーな楽曲で、耳馴染みの良いメロディーが光ります。
ギタリストであるランディーローズのフレーズが素晴らしく、感情が伝わってくるかのような素晴らしいギターソロを披露しています。
オジーオズボーンのボーカルも低音から高音まで響きが良く、声質にとてもマッチしている楽曲に感じます。
ギターソロは激しいラン奏法だけでなく、哀愁を感じるクラシック調の聴かせるフレーズと捨て場所がない素晴らしい演奏を披露しています。
Miracle Man
ボーカル | 出だしから高音ボーカルが突き抜ける |
ギター | 強いピッキングでパワーを演出 |
ベース | 音に厚みを持たせるルート弾き |
ドラム | パワフルなビートを刻む |
収録アルバム | No Rest for the Wicked |
Miracle Manが頭から離れないザ・ハードロック
一度聴いたら覚えてしまうギターフレーズと高音ボーカルが印象的な楽曲です。
ところどころで入ってくるMiracle Manという声に強烈なインパクトがあります。
ドラムがとてもパワフルで、若干エコーがかかった感じのサウンドでより厚みがあるドラミングに聴こえます。シンバルの響きがとても気持ちいいですよ。
ベースはシンプルですが、曲に重厚さを持たせる役割を果たしています。
ギターはとにかくパワーを感じるピッキングです。ギターソロは1音1音ピッキングを強めにしたほうが近いサウンドになると思います。最後まで勢いがあり、駆け抜けていく楽曲です。
Crazy Babies
ボーカル | ポップよりな歌い方が新鮮 |
ギター | リズムが気持ちいいリフ |
ベース | ルート音でバンドを支える |
ドラム | 力強いフィルイン |
収録アルバム | No Rest for the Wicked |
やんちゃさを感じる明るいハードロック
オジ―オズボーンでは珍しい明るい曲調が印象的な楽曲です。
リズムがとても心地よく思わず体を揺らしてしまうサウンドを鳴らしてくれています。ベース、ドラムは控えめな印象で、サウンドを支えることに徹しているように感じました。
オジーのボーカルは、ポップよりな歌い方をしているように感じ、時折ラップのような歌い方もします。
新たな可能性を探し続けているオジーらしさも感じられる楽曲です。個人的には曲調が、Guns N’ Rosesのような雰囲気があるように感じました。しかし、オリジナリティもしっかりありオジ―オズボーンの楽曲に仕上がっています。
Bark at the Moon
ボーカル | 控えめだが存在感のある歌唱 |
ギター | 最後のソロはジェイクの代名詞 |
ベース | ギターとのユニゾンフレーズがかっこいい |
ドラム | アグレッシブなドラミング |
収録アルバム | Bark at the Moon |
メタルギターの教科書的楽曲
出だしからキレのあるギターリフで曲を盛り上げます。
全体的にほかの楽器とユニゾンする箇所が多く、見せ場でもあるのでコピーする場合はしっかりと合わせて演奏したいところです。ボーカルは出だしから高めなので、のどに負担がかかりやすい楽曲ですよ。ドラムは今までと違い、メタル色の強いアグレッシブなドラミングが見所です。
ギターソロは速弾きのみならず、インパクトのあるフレーズが並びます。中でも、最後のランフレーズは超ワイドストレッチで演奏されています。
そのため、左手の親指の位置やギターの構え方が重要になりますよ。後任のギタリストは、ポジションを変更して弾きやすい場所で演奏しています。
Shot In The Dark
ボーカル | 無理のない伸びやかな歌唱 |
ギター | メリハリのついたどこか哀愁を感じるギター |
ベース | 裏方に徹しつつも要所で重要な役割を果たすベース |
ドラム | 歯切れのいいドラミング |
収録アルバム | The Ultimate Sin |
変則チューニングでよりヘヴィに仕上がったダークな楽曲
出だしのハーモニクスやアーミングが、楽曲のダークさを引き出しています。
アルぺジオでのゆっくりしたフレーズから激しいリフに移り変わるパターンの繰り返しなので、演奏時は曲にメリハリをつけることを意識した方が良いと思いますよ。
邦題「暗闇にドッキリ」が謎な部分も魅力です。
オジーの歌唱がのびのびとしている印象です。無理に声を張り上げず楽に歌えており、声の良い部分が出ているように思います。
ドラムも盛り上げ役を担っており、存在感があります。
ギターソロは変則チューニングを生かした、音域の広さが魅力です。アーミングも冴えわたっていますよ。ベースはルート弾きがメインですが、ユニゾンフレーズはしっかりと決めたいところです。
Over the Mountain
ボーカル | 高音が続くキレのある歌唱 |
ギター | ザクザクと小気味良いリフとメロディアスなソロ |
ベース | 曲を支えるルート弾きがメイン |
ドラム | 曲の出だしのパワフルなフィルインで存在感を出している |
収録アルバム | Diary of a Madman |
ザクザクとした勢いのあるフレーズが魅力の楽曲
激しいドラミングから、ザクザクとしたギターリフが入ります。
このギターリフは曲の中心的な役割を果たしており、曲に重さをもたらしていますよ。オジーのボーカルは高音が続き、コピーするにはペース配分が重要になる印象です。
明るめのフレーズが多いように感じるのですが、どこか暗さを感じる楽曲です。
ギターソロが特に魅力的でパターン化されたフレーズなのですが、メロディアスで曲を盛り上げてくれるとてもよくできたソロだと感じます。右手で弦を引っ張りチョーキングのような音を出すフレーズが印象的で、アクセントになっています。
S.A.T.O
ボーカル | アドリブのようなアレンジを入れつつ歌い上げている |
ギター | 軽快なリフと暗めのアルペジオの対比が面白い |
ベース | ソロフレーズのように動き回るベース |
ドラム | 手数が多めのシャッフル系ドラム |
収録アルバム | Diary of a Madman |
乗りの良いリフと作りこまれたソロが魅力のハードロック
オジ―オズボーンの中では珍しく、すべての楽器の主張が強い楽曲です。
ですが、一体感のあるとてもよく作りこまれているという印象です。ギターソロもメロディアスで、技術の主張というよりメロディーを重視したソロです。
ベースもとても動き回るフレーズで、存在感を感じ取れます。コピーしたくなるフレーズが満載です。
ドラムはシャッフルフレーズを多用しており、技術が要求される難しいフレーズが多いです。
明るい雰囲気のサウンドを展開している楽曲ですが、ギターはどこか暗めの印象がある楽曲ですよ。
Secret Loser
ボーカル | 高すぎない太い声が魅力な歌唱 |
ギター | 重厚感のあるギター |
ベース | テクニック満載の歌うベースライン |
ドラム | 力強く曲に勢いをもたらすドラミング |
収録アルバム | The Ultimate Sin |
キャッチーで勢いのあるメタルチューン
疾走感を感じるのですが、速さはミドルテンポよりです。すべての楽器がアピールしており、聴きごたえも演奏しがいもある素晴らしい楽曲です。オジーの声はいつもより低めで、ロックな歌い方をしているように感じます。
ベースもテクニックが盛り込まれており、聴き逃せません。
ジェイクのギターが変幻自在で、激しいリフからアルペジオ、ハーモニクスまで使いこなしています。ライブのような空気感を感じるギターです。ドラムは、パワーヒッターという感じで楽曲を引っ張っています。
The Ultimate Sin
ボーカル | 全般的に高音が続くボーカル |
ギター | エッジのきいたリフとテクニカルなギター |
ベース | 目立たないがテクニックが必要なベース |
ドラム | 力強くズンズンとしたドラミング |
収録アルバム | The Ultimate Sin |
LAメタルの雰囲気があるテクニカルギターが魅力
ドラムのフィルインから始まり、エッジのきいた激しいギターで一気に盛り上がります。
ダークな雰囲気が漂うクールな楽曲で、バッキングでもアルペジオやオブリなどの細かいフレーズが多く見せ場が多い楽曲ですよ。この楽曲が収録されたアルバムは、オジー本人はあまり気に入っていないようです。
しかし、どの楽器の個性も表現できており評価が高いです。
ギターソロは流れるようなフレーズが特徴で、普通に演奏するだけなら難易度が高いフレーズではないです。
しかし、流れるように演奏することが難しく反復練習が必要になります。
現代の音楽でもよく出てくるパターンなので、身に着けておくといいですよ。
Dialy Of Madman
ボーカル | バラード風ないつもと違う歌唱に注目 |
ギター | 静と動の使い分けが素晴らしい |
ベース | 裏方に徹している印象 |
ドラム | 曲調に合わせ強弱をしっかりつけている |
収録アルバム | Bark at the Moon |
静と動のふり幅が大きく効果的
きれいなアルペジオから曲が始まり、サビが近くなると激しいギターリフが入ってきます。
その後またきれいなフレーズに戻るという繰り返しなので、演奏する場合はメリハリをつけることが大切になります。アルペジオもミスしないように右手のトレーニングが必要ですよ。
オジーの歌い方がいつもと違うように感じます。
曲調に分けて歌い分けをしているようにも感じられ、それがいい方向に転んでいます。メインは歌であり、ほかの楽器隊はリズムに徹している印象を受けます。
ギターソロは短めで音が小さめに感じます。ソロというよりオブリに近いです。
Rock ‘N’ Roll Rebel
ボーカル | 高音と低音をうまく使い分けた歌唱 |
ギター | 気持ちの良い弾きまくりギター |
ベース | バンドの根底を支える引き締め役 |
ドラム | 力強いドラミング |
収録アルバム | Bark at the Moon |
ミドルテンポにギターのテクニックが詰め込まれている楽曲
ギターがとにかく目立つ曲です。出だしから弾きまくりでこれぞジェイクフェイクといえる速弾きフレーズがこれでもかと詰め込まれています。
オジーの歌唱も高音がしっかり出ており、低音との切り替えもあり存在感があります。ただのギター曲ではなく、楽曲としてとてもかっこいい仕上がりです。
ベース、ドラムはバンドサウンドを支えることに専念している印象です。ハードな楽曲が好きな方におすすめの楽曲ですよ。
Goobye To Romance
ボーカル | 優しい歌唱 |
ギター | きれいなアルペジオとコードワーク |
ベース | 目立たないが動きの多いベースライン |
ドラム | バンドを支える役割 |
収録アルバム | Blizzard of Ozz |
優しく包まれるようなバラード
ランディローズとオジー2人で制作した楽曲ですが、ランディが死去したことに対して歌っているように聴こえる、バンドにとって運命的な楽曲です。
きれいなアルペジオがメインで、そのフレーズとオジーの優しい歌唱がとてもマッチしています。
ベースがテクニカルで、コピーしがいのあるフレーズが多いです。
よく聴かないと気が付かないので、何度か聴き返すことで発見がある曲です。ドラムはリズムをとりバンドを支える役割を果たしています。
ギターソロはロングトーンの歌うようなフレーズが多く、感情をこめて演奏されています。
Let It Die
ボーカル | アグレッシブな低音ボーカル |
ギター | 重厚で粘り気のあるサウンド |
ベース | ブーミーな存在感あふれるベース |
ドラム | インパクトのある重たいドラミング |
収録アルバム | Scream |
展開が多く様々なオジーを楽しめる楽曲
全体的に音が太く、かなりヘヴィーな楽曲です。
オジーの声も低音ボイスです。個人的には、オジーの声はこのくらいの音程のほうがかっこよく聴こえます。
歌をメインに進行していく楽曲という印象で、ラップのような歌唱から始まり、いつものオジー、最近の音楽のようなメロディーもありたくさんの顔が見られます。
途中で転調をし、テンポが上がります。ギターソロは、チョーキングやロングトーンを生かした感情的なソロですよ。
その後元のテンポに戻り、重厚なサウンドが戻ってきます。ドラムは1音1音が力強く、ベースは目立たないですが太いサウンドでバンドを支えていますよ。1曲でオジーの過去から未来までを感じられる楽曲です。
Let Me Hear You Scream
ボーカル | 叫ぶような荒々しいボーカル |
ギター | メロディアスなリフ |
ベース | ブリブリとした存在感のあるベース |
ドラム | 力強く存在感のあるスネアが心地いいドラミング |
収録アルバム | Scream |
アグレッシブでダンサブルなメタル
激しくメタルな楽曲なのですが、どこかダンサブルな雰囲気も感じさせる楽曲です。
耳馴染みが良く人気のある楽曲ですよ。今までのオジーとは違う新たな一面を見ることができ、叫びに近いくらい力強いボーカルが光ります。
ベースはダンス系の楽曲を意識しているのか、とてもブーミーなサウンドです。これがダンサブルな部分をより強調していると言えます。
ドラムもダンス系のビートで、現代の音楽で聴くようなサウンドでとても乗りやすいです。
ギターのみメタルで、どちらの要素もはっきりしており共存していますよ。ギターソロはそこまで難易度の高いものがなく弾きやすい楽曲だと思います。チューニングは1音下げチューニングを採用しています。
アマゾンプライム会員ならオジーオズボーンの曲が聴き放題!
コメント