TC ELECTRONIC/Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)のレビューと使い方

TC ELECTRONIC/Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)のレビューと使い方

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世界中のギタリストが一度は使ってみたいと思ったことのあるエフェクター「Shin-Ei Uni-Vibe」は、分類するとしたらモジュレーション系ですが、その揺れは複雑でコーラス、フランジャー、トレモロ、フェイザーのどれとも違うものです。

伝説のギタリスト「ジミ・ヘンドリックス」の使用で世界中に広がった「Uni-Vibe」ですが、製造発売元は日本の「新映電気」という会社です。小さな日本の工場で作られたエフェクターが、世界を変えたギタリストの名演奏の数々を彩っていたなんて嬉しいですよね。

パーツの関係上数台しか生産されていないために、たちまちプレミアム価格となってしまい、中古市場で年々高騰している状態です。
「効果は知ってるし使ってみたいけど買えない」状況に陥ったギタリスト達のために、各エフェクター・メーカーがこぞってUni-Vibeの模造品を作り始めました。

TC ELECTRONIC/Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)もその中の一つ。

数あるUni-Vibe系のエフェクター中でデジタル回路での「アナログ・テイスト」に成功しているのは、TC ELECTRONICの「Viscous Vibe」だけではないでしょうか。TCお馴染みの「Tone Print」機能も備えている気になる一品です。

今回はそんなViscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)のレビューをしていきます。

目次

TC ELECTRONIC/Viscous Vibeのスペック

商品名Viscous Vibe
メーカーTC ELECTRONIC
概要一味違うモジュレーション系
特徴Uni-Vibeのような

TC ELECTRONIC/Viscous Vibeならサウンドハウスがおすすめ!

  • ジミ・ヘンドリックスのファンなら
  • Uni-Vibeが気になっていた!
  • モジュレーション系の変わったサウンドを探している
  • 歪み系との相性抜群
  • 揺れの再現性とノイズレスがすごい!!
※価格は各通販サイトで比較して下さい
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Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)のコントロール部

■ SPEED

揺れの速度を調整ができます。

■ VOLUME

原音とエフェクト音のミックス・バランスを調整ができます。

■ INTENSITY

揺れの強さの調整ができます。

三段階切り替えミニスイッチ
▪ Chorus

Shin-Ei Uni-Vibeを再現したモードです。

▪ Tone Print

TCのエフェクターではお馴染みの「サウンド・カスタマイズ」できるモードです。

▪ Vibrato

独特なうねりを演出するビブラート・モードです。

Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)の音質や特徴

特徴1 大きなSPEEDノブ

真ん中に陣取る大きい「SPEED」をコントロールできるノブですが、ライブ中にリアルタイムで足でコントロールできる仕様になっています。

実際に使ってみた感想は「出来ないことはない」ですね。

しかしその大きさ所に「履いている靴」や「前後に置いているエフェクターとの間隔」などに操作は左右されそうです。

特徴2 揺れの再現性

アナログじゃないと出せそうにないUni-Vibeの「不安定な揺れ」を出すことはできません。

しかしViscous Vibeはデジタル・エフェクターですが見事に再現されています。

名前も直訳すると「ヴィスカス・ヴァイブ=粘性のある雰囲気」ですからサウンドも想像しやすいですよね。

また、作り方次第でMXR/M117R Flangerのジェット音より優しくしたバージョンも作ることが可能です。

特徴3 ノイズレス

それに加え、デジタル回路だからこそできる「ノイズ・レス」が実現されています。

Uni-Vibeの音を「YouTube」などで聞いていますと、常に「しゅわ~ん」と音を出していない時にもノイズが出ているように聞こえました。これは、現実的に現代の様々な音楽シーンで使うのは厳しいと思います。

効果のほどはそのままで「ノイズ・レス」のViscous Vibeを使用する方が現実的。

特徴4 Tone Print機能

デフォルトの音色で十分な感じもしますが、どうも「ジミ・ヘンドリックス風」の音作りに囚われてしまいがちになります。

ここは頭を切り替えてTone Print機能を活用して、プリセットされている一流ギタリスト達のアイディアを自分の中に取り入れましょう。

Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)のデメリット

デメリット1 効果が強烈すぎる

せっかくViscous Vibeを使うのだから激しいうねりを演出したくなります。

しかし歌モノなどの「ポピュラー・ミュージック」には使いどころがなく、無理やりねじ込んだらバンドのメンバーに「それ必要か」と言われてしまいそうです。

したがって、気持ちを抑えて「コーラスの代わりに薄目で使う」などの工夫を強いられそうです。

Tone Printの音源を聞いて当たりをつけておくと、素早い対応ができそうですね。

Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)の使い方や音作りのコツ

使い方1 クリーントーンのバブルサウンド

Uni-Vibeの不規則な揺れが、水の中にいるような気分にさせてくれることから「バブル・サウンド」と呼ばれています。

もちろんViscous Vibeでも再現できますので使っていきましょう。

出来ればスピード・ノブを足でコントロールして、だんだんとスピードを上げたり下げたりしますと雰囲気がでます。INTENSITYは強めが良いですね。

使い方2 歪み系との相性抜群

歪み系のエフェクターの相性は抜群です。

激しくかけてもよし、薄くかけてもよしですので、曲調に応じて使い分けましょう。つなぐ位置はViscous Vibeが後の方が一般的ですが、決まりはありませんので色々と試してみましょう。

飛び道具としての使用は歪みを絡ませると、より怪しい雰囲気が出ます。

使い方3 ジミヘン風サウンドからの脱却

Viscous Vibeを使って弾いていますと「ジミヘンになった気分」になってしまい、ついつい王道な使用法に囚われすぎて偏ってしまいます。せっかく色々な音作りができるのですから、凝り固まった考えは捨てて新しい発見をしたいものです。

Vibratoモードにしてセッティングを激しめにしますと、スパスパと音が切れる「スライス・サウンド」になります。

アナログにはない綺麗な切れ方をしますので、使い道はたくさんありそうです。

ですが、これも使い方としては王道と言えば王道ですね。やはり煮詰まったら「Tone Print」の旅に出るのが良いようです。

Viscous Vibeと似ている同価格帯の機材と比較

MXR/M68 Uni-Vibe

Uni-Vibeの「商標登録」を行っているジム・ダンロップですから、堂々とUni-Vibeの名前が筐体にプリントされています。サウンドの方はオリジナルの激しさは抑えられて、現代の音楽シーンにも馴染みやすい仕様になっています。

その応用力ある普通なサウンドは、ジミ・ヘンドリックス信者の方は、がっかりしてしまうかも知れません。歪みエフェクターやイコライザーを駆使しますと、何とかジミヘン・サウンドにはなりそうですが、そこまでして「M68 Uni-Vibe」に拘らなくても、同価格帯には「Viscous Vibe」がありますよね。

ですが、何もジミヘン・サウンドだけが、Uni-Vibeの魅力ではありませんし使い方でもありません。

「MXR/M68 Uni-Vibe」は、歌モノに薄っすらかけると歌の邪魔もせずに効果的ですし、ファズとは相性が良いですので用途はたくさんあります。

Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)を使った感想

もちろん私もそうですが、実際に「Uni-Vibe」を使った事がある方はほとんどいないと思います。

加工された古い音源や映像で見聞きしているだけですので、本当の音はわかりません。

ですが、何度も何度も聞いた「ジミ・ヘンドリックス」の音源の音の揺れが、この世に存在するモジュレーション系のエフェクターのどれとも違うことはわかっています。

「Viscous Vibe」は、今まで感じた事のない音の揺れを体感されてくれました。ジミ・ヘンドリックスの奏法は今では解明されて、頑張れば弾けなくはないものになっています。

ですが、音を追って弾くことはできても、ジミが残した至極のフレーズ達は何度弾いても身につけることが難しく、簡単に弾いた気になれるものではありません。

今回、ジミの表現方法の秘密でもあるエフェクター「Uni-Vibe」と、とても似ているとされています「Viscous Vibe」をギターに通すことにより、ジミのフレーズを弾く新たな喜びを感じることができました。

Viscous Vibe(ヴィスカス・ヴァイブ)はこんな人におすすめ

SPARK

憧れであり体感することが不可能だと諦めていた「Uni-Vibe」の揺れが、TCのデジタル技術によって手に入れられる価格で現代に蘇ったのが「Viscous Vibe」です。

ステレオ入出力対応でトゥルーバイパスとバッファーの切り替えも付いて、再現性も申し分無しの「新旧の良いところを混ぜ合わせた」Viscous Vibeは、是非「ジミ・ヘンドリックス」や「デビット・ギルモア」を知らない世代の方に使って頂き、新しいサイケデリック・サウンドを聞かせて欲しいです。

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