ギターの置き方と保管方法!置き場所や立てかける場合の注意点

ギターの置き方と保管方法!置き場所や立てかける場合の注意点

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こんな疑問ありませんか。

ギターの保管ってそんなに大事?

  • ネックの反りは温度や湿度によって影響するのか
  • ギタースタンドは本当にあったほうがいいのか
  • 弦は弾き終わったら毎回、緩めたほうがいいのか

ギターの正しい保管方法を知ることで、良いコンディションでギターを保管できます。

この記事ではギターの置き方と保管方法を解説。ギターの適切な置き場所や立てかける場合の注意点なども解説しています。

この記事の信憑性

楽器店に5年勤務し、多くのギターを展示し、良い状態でお客様に提供してきた経験があります。

楽器製作学校を卒業し、楽器製作の工程で学んだギター保管のための知識があります。

目次

ギターを正しく保管をしないと起こりうるデメリット

ネックの反りやねじれ

どんな時にネックの反りやねじれが生じてしまうでしょうか。

長期でケースに保管するときにダルダルに緩めたり、弦を全て外して保管した場合です。

原因として考えられるのは、ギターは弦が張られた状態で検品後に完成となるため、弦を支えるための張力を考慮して張られているので、弦を緩めすぎて長期間放置するとネックがねじれたり反ったりしてしまいます。

ネックとボディーにかかる張力が弱くなるために、弦のテンションを支える木材が収縮や膨張をして反ってしまうことがあるからです。

打痕や傷がついてしまう

保管が悪いというより、取り扱いによって打痕や傷をつけてしまったというケースが多いです。

ギタースタンドを持っていないのでそのまま地面に置いて、誤ってギターに物を落としてしまい打痕や傷をつけてしまったということはよくあります。

他にあるのが、ソフトケースに収納していて、移動中に不意にギターをぶつけてしまったなどです。

ボディーのひび割れが発生する

ギターは保管の仕方によっては、ひび割れになります。

例えば真夏に路上でギターを弾き終わり、ケースに収納し、冷房がすごく効いている部屋でギターを弾こうとケースから取り出し演奏していたら、ボディーに違和感を感じ、気付いたらひび割れていたなどです。

ひび割れの発見が遅れるほど割れがひろがっていくため修復が困難になります。

また、アコギはエレキギターに比べて表板が薄い為、音質と演奏に大きく影響してしまいます。

弦がサビる

アコギやエレキギターの弦はスチール弦です。

演奏した後に、そのままギターを保管すると弦に付着した手の汗や汚れが原因で弦がサビてしまいます。

弦がサビると音がビビりの原因にもなりますし、詰まったような音になり、弾き心地に違和感を感じてしまいます。

演奏後はポリッシュで拭き取るだけで大きなメンテナンスになります。

最低限使えるポリッシュは持っておくようにしておきましょう。

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カビの発生

長期で収納ケースに保管していて指板にカビが発生していることがあります。

このような場合は、保管というよりほぼ放置された状態です。

カビだけでなく、誇りやシミなども付着していることが多いです。

放置している状態なので、ケース内の湿度管理が悪いと考えられます。

指板の浮きやギターの接合部分の劣化が起こる

ギターの接合部分には天然性の接着剤である膠(にかわ)を使用しています。膠(にかわ)を使用する最大の理由は修理や交換が必要な時に水をつけることで簡単にはがすことができるからです。

この膠(にかわ)の性質上、保存環境が悪いと接着面が弱くなり、指板やボディーの接合部分は劣化します。

もちろん、それによって音のびびりや弾き心地に音質に影響が出てしまい、最悪の場合、楽器としての性能を損ないます。

ギターの正しい置き方

ギタースタンドを使う

ほぼ毎日演奏するならもちろんのこと、しばらく演奏しない場合でもギタースタンドを使うのはギターを保管するうえで最適であると考えます。

ギタースタンドを使うメリットは次の通り。

  • 弾き終わった後の保管が簡単である
  • 弾き始めの取り出しの手間がかからない
  • 安定してギターを保管できる

ギタースタンドは必須アイテムのひとつです。

初心者でよくありがちな、スタンドは買わずにケースにしまえば良いと考えがちです。

しかし初心者ほど必要だと考えておいて下さい。

初心者ほど毎日の練習の積み重ねが必要です。

練習が思うようにいかないと、ケースからギターを取り出すのも面倒になりだんだんと弾かなくなります。

ギタースタンドに保管することでモチベーション維持にもなるので、ギタースタンドは予算内にいれて購入しましょう。

ギターハンガーに吊るす

よく楽器店でギターハンガーに吊るしてあります。ギタースタンドにも、ネックだけで支えるハンガータイプもあります。

ネックに負担かからないのかという疑問がありそうですが、

支えている点が少ないほうが、ギターにとっても安定している状態なのでギターハンガーに吊るして保管はオススメです。

ギタースタンドがない場合の置き方


床に置くか一時的に壁に立てかけるといった応急的な置き方になります。

あまりおすすめはできません。また、長期の保管には不向きです。

ポイントとしては重力に対してネックやボディーにかかる力を分散させることです。

・床に置く場合はソファーや毛布を床に敷き、床とギターの隙間に枕やクッションなどを挟み込む

・壁に立てかける場合は、あまり地面に対して斜めにし過ぎずに90度に近い角度で。(やりすぎ注意)

・壁に立てかける面とギターの表板面をあわせるようにギターが背中を向けるように立てかける

正しいギターの保管方法

定期的なネックの反りの確認

ギターやベースの最高のコンディションは、チューニングをきちんとした状態でネックが真っ直ぐになっていることです。

ほぼ毎日、演奏するなら弦を緩めずに保管して問題ないです。

長期で保管するなら一巻きか二巻くらいに緩める程度で良いです。

NGなのは緩めすぎないことです。

ネック材の安定度にもよりますが、実は、保管時に弦緩めるかそのままかの議論には模範解答がありません。

なぜなら、制作工程の時点でネックやボディーの材の含水率(木材の中に含む水分率のこと)によって収縮の仕方が変化するからです。

こまめな湿度と温度管理の徹底

ギターにとって最適な湿度は40~50パーセント、温度25度に保つとよいです。

重要なのは、温度というより寒暖差です。

また、あまりに乾燥していたり、湿度が高い場所へギターを置いておくと致命傷になることもあります。

湿度計や温度計で管理できるのが一番です。

しかし技座用意しなくても、私たちが室内で過ごしていて快適な生活がおくれているという感覚もひとつの目安になります。気温と湿度が人間にとっても心地よければギターにとって快適だと考えていても良いでしょう。

湿度調整剤

入れるだけの簡単調整

湿度が高いときは空気中の水分吸収し、低いときは水分放出せてくれるのが湿度調整剤の効果です。

湿度調整剤の使い方は収納ケースの中にいれておくだけです。

ただ、湿度調整剤はあまり効果を期待しすぎないようにしましょう。

また湿度調整剤は定期的に交換を行って下さい。

注意点は、湿度調整剤を使用していても、楽器の個体差や使用環境などにより、ネックが反れていたり、ボディーが割れていたりすることはあります。

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アコギの場合の湿度調整

またアコギの場合はサウンドホールに湿度調整剤をはめ込むタイプがあるのでオススメです。

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直射日光は避ける

屋外で演奏するときは、直接、太陽の日がギターにあたらないような工夫が必要です。

ボディーのひび割れや、変色の原因にもなります。

やってはいけないギターの置き方

屋外で演奏したり、ギタースタンドを持っていないと、次のようなギターの置き方をしてしまいがちです。

壁に立てかける

ギターを壁に立てかける置き方は不安定な状態です。

転倒して、最悪の場合ネックが折れたり、ペグが曲がって使えなくなることもあります。

下に置く

ギターを下に置くと足で踏みつけてしまったり、楽譜などの重量のあるものをギターの表板面に落下させてしまう可能性があります。

ラッカー塗装されたギターをギタースタンドに置く

ラッカー塗装されたギターは、ギタースタンドに置く場合、注意が必要です。

ギタースタンド側の接触する面とラッカー塗装されたギターの接する面とが化学反応を起こしてギタースタンドの合成樹脂のゴム素材が付着してしまいます。

ラッカー塗装されたギターをギタースタンドに置く場合は、ラッカー塗装にも対応しているギタースタンドが確認しましょう。

ラッカー塗装非対応のギタースタンドでも、接する面にギターを保護するギターブラや綿の布を巻いて置けば、問題ありません。

ギター収納ケースの選び方

ハードケースもしくはセミハードケース。

ハードケースが長期に保菅に最適です。

予算的に難しいならギターを保護してくれるクッション材のあるセミハードケースです。

ソフトケースはギターの保管には不向きでオススメできません。

ソフトケースを短期間でギターを保管や移動に使う時でも、使わないほうが良いです。

ソフトケースにはギターを保護するものが何もないため、万が一のぶつけてしまうなどの不慮の事故を防ぐためです。

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複数のギターを保管ならラック

複数のギターを保管するなら3〜5本のギターを収容できるラックはオススメです。

あまりにも多い本数のラックを使用する場合、移動させる時に転倒しやすくなるからです。

基本、ラックを動かさないと考えていても、掃除をしたいときに少し動かすことになった場合は、収容本数が多いと、転倒のリスクは高くなります。

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ギターの置き方と保管まとめ

ギターの保管が悪いと起こりうる症状

  • ネックの反りやねじれにより弾き心地が悪くなる
  • ギターのボディーに傷やだこん、酷いとクラーク(割れ)などにより音質が悪くなる
  • カビが生えてしまい除去には手間や時間がかかる
  • 指板が浮いたり、弦がサビる

ギターの正しい置き方

  • 演奏頻度が高いならギタースタンドが必須
  • ギターハンガーでギターを吊るすのは安定させられるのでオススメ
  • やむを得ず、ギターを壁に立てかけたり、床に置く場合は、転倒や踏みつけによる不慮の事故に備える

やってはいけないギターの置き方

  • デコボコ地面のような場所にギターやギタースタンドを置かない
  • 壁に立てかける
  • 床に置く
  • ラッカー塗装のギターをラッカー塗装非対応のギタースタンドに置く

ギターの適切な保管について

  • 長期的に保管するならハードケース、予算が厳しいならセミハードケース
  • ケースに保管するなら湿度調整剤を入れ、定期的にネックの反り具合など点検する
  • ギターを吊るもしくは、ギタースタンドで保管するなら、湿度は40~50パーセント、温度25度を目安に管理する
  • 毎日、演奏するなら弦は緩めない、長期で保存する場合でも1~2巻程度緩めるくらいで可

ギターの適切な保管にはDr.Dryは欠かせません。
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