BOSS/MD-500とMD-200の違い比較とレビュー!Modulationの使い方

MD-500/MD-200とは、BOSSから発売された次世代型モジュレーション・エフェクターです。

モジュレーション・エフェクターとは、いわゆるモジュレーション系のエフェクターを全て一つにまとめたエフェクターのことを指します。

モジュレーション系で代表的なエフェクターには、コーラスやフランジャー、フェイザー、トレモロなどがあります。

そんな数多く存在するモジュレーション系エフェクターを一台にまとめたのが、このMD-500/MD-200なのです。

さらに、外部フットスイッチ対応、メモリー機能、インサート機能、MIDI接続…といったものまで搭載し、まさに「次世代型」の名にふさわしいエフェクターに仕上がっているのです。

今回はそんなMD-500/MD-200をより詳しく、またMD-500とMD-200の違いについても比較をしつつ紹介していきたいと思います。

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目次

BOSS/MD-500とMD-200の違いを比較

MD-500の特徴

MD-500は、BOSSエフェクターのフラグシップモデル・シリーズ「500シリーズ」のモジュレーション・エフェクターです。

エフェクターブランドでは一番と言っていいほど有名なBOSSのフラグシップモデルということもあって、その完成度は素晴らしいものです。

28種類と豊富なモジュレーション・エフェクト、3つのフットスイッチと「EDITボタン」などのボタン類によるアクセスの良好さ、ディスプレイによる視認性の向上とサウンドメイキングのしやすさは、MD-200にはない魅力だといえます。

直感的な操作が可能でありながら、高度なサウンドメイキングも可能とする操作性の高さはMD-500にしかない魅力だと言えるでしょう。

この辺はさすがフラグシップモデルといったところです。

MD-200よりもかなり値は張りますが、それでもこのモジュレーション・エフェクトの豊富さと操作感にはその分の価値がありそうです。

MD-200の特徴

MD-200は、MD-500の音質の高さ、機能性をそのままに、よりコンパクトに設計されたモデルとなっています。

コンパクトな筐体でありながらも、外部フットスイッチ対応、メモリー機能、インサート機能、MIDI接続といったMD-500に搭載されている機能をもれなく継承しているのです。

モジュレーション・モードは12種類と、MD-500の28種類よりも数では劣るものの、MD-500のサウンド処理に行われるアルゴリズムはそのまま内蔵。

MD-500と同じアルゴリズムを内蔵していることによって自然で聴き心地が良いサウンドを実現しています。

さらに、MD-500と同様の96kHzのサンプリング・レートと32bit浮動小数点演算による高音質なサウンドを生み出し、フラグシップモデルのMD-500と遜色ないほどのサウンドクオリティを持っているのです。

MD-500よりもコンパクトで、なおかつそれと同等の高音質を持っているということは、MD-200にしかない強みだと言えるでしょう。

また、MD-200に搭載されている12種類のモジュレーション・エフェクトには、MD-500には搭載されていない”CE-1 CHORUS”、”VINTAGE PHASER”、”AUTO WAH”があります。

MD-500にはないエフェクトを試せるのもまた魅力的なポイントです。

以上、MD-200/MD-500の相違点をまとめると

  • モジュレーション・エフェクトの数(MD-500→28種類、MD-200→12種類)
  • ボディサイズとフットスイッチの数
  • MIDI接続端子(MD-500→通常MIDI端子、MD-200→ステレオ・ミニ端子) ※「ここがデメリット」で後述
  • 価格(MD-500→税込38500円、MD-200→税込27500円)

ざっとこんな感じです。

どちらを買うか悩んでいるときは、自分の用途にあった機種を選択しましょう。

BOSS/MD-500とMD-200の音質や特徴

クオリティの高いモジュレーション・サウンド

まず、MD-200/MD-500どちらも音質が超イイです。

32bit浮動小数点演算と96kHzのオーディオ処理によるBOSS史上最高峰の超高音質を実現。

デジタルのマルチエフェクターによくある「デジタル臭い」感じはまったくありません。

とにかくナチュラルで透明感のあるハイファイなサウンドです。

「モジュレーション系のエフェクターをマルチエフェクターにまとめたいけど、音質がなぁ…。」と心配な人にとっては嬉しい話です。

また、高い音質だけでなく、モジュレーション・サウンドの再現度も素晴らしいです。

MD-500/MD-200オリジナルの音色”PRIME”タイプは非常にハイファイで透明感を感じさせるサウンドになっています。

個人的には、コーラスのPRIMEタイプが好きです。

アナログのコンパクトエフェクターのコーラスに負けないくらい違和感のない自然なサウンドで、なんといってもクリーンサウンドとの相性は抜群。

さらに、PRIMEタイプだけでなく、CE-1(コーラス)やSDD-320 Dimension D(コーラス)といった伝説のヴィンテージ・エフェクターのモデリングサウンドも搭載されています。

CE-1実機とMD-500/MD-200のCE-1モデリングのサウンドを比較してみても、かなりサウンドの傾向が似ていることがわかります。

ヴィンテージ・コーラスらしいモワッと広がるような温かみのある独特なサウンドをうまく再現しているのです。

CE-1は市場になかなか出回らない(出ても価格はとにかく高い)ものですが、このMD-500/MD-200ならその独特な雰囲気をもつコーラスサウンドを堪能することができることでしょう。

その他にもさまざまなエフェクトを内蔵しているので、ぜひチェックしてみてください。

外部フットペダル対応、MIDI接続

本体の側面には外部フットペダル、MIDIを接続するための端子が備えつけられています。

フットペダルをMD-500/MD-200に接続すれば、エフェクトを足元で直感的に操作することができるのです。

ライブといったリアルタイムでのエフェクト操作を求められる場面でも、バッチリ対応できます。

また、エクスプレッションペダルをMD-500/MD-200に接続し、ワウとして使用することもできます。

さらに、MIDIコントローラーを接続すれば、MD-500/MD-200本体のフットスイッチを使用せずにMIDIコントローラーだけでパッチ切り替えやパラメーター値の外部コントロールも可能です。

MIDIに対応したプログラマブルスイッチャーを使用すれば、

<クランチエフェクター+MD-500/MD-200のコーラス> → <ディストーションエフェクター+MD-500/MD-200のフランジャー>

といった他のエフェクターのON/OFFも含めたダイナミックな音色の切り替えも一発ででき、たくさんあるエフェクターのオン/オフで足元が忙しくなるなんてことはありません。

元から操作性の高いMD-200/MD-500ですが、外部コントローラーを接続することでさらにその操作性を高められるのです。

インサート機能

先述したとおり、MD-200/MD-500には数多くのエフェクトが内蔵されています。

コーラスやフランジャー、フェイザートレモロ、ワウ…。

このような様々な種類のエフェクトがある分、その接続順にも気をつけたいところです。

例えば、コーラスやフランジャーはオーバードライブの後に接続。ワウはオーバードライブよりも前に接続。

エフェクトの接続順によってサウンド全体が変化するので、この接続順は非常に大事になってきます。

そして、MD-500/MD-200ならば、インサート機能によってこのような接続順にも対応することができます。

外部のエフェクターをMD-500/MD-200のインサート・ループに挟むことで、

<MD-500/MD-200のワウ→クランチエフェクター>の接続順のパッチA

次のパッチは、<オーバードライブエフェクター→MD-200/MD-500のコーラス>の接続順のパッチB

といったパッチごとにMD-200/MD-500の接続順を変えることができます。

BOSS/MD-500とMD-200のここがデメリット

MD-200でのMIDI接続に注意

MD-500には通常のMIDi端子が搭載されているため、MIDIケーブルでそのままMIDIコントローラーに接続できます。

しかし、MD-200の場合、搭載されているMIDI端子は独自の小型の規格(ステレオ・ミニ端子)となっています。

そのため、MIDIケーブルをMD-200に接続するためには、<MIDI端子←→ステレオ・ミニ端子>の専用ケーブルが必要です。

BOSSからBMIDI-5-35というケーブルが別売で発売されているので、MD-200でMIDI接続を行いたい方はこちらも用意する必要があります。

MD-200でMIDI接続をするには、専用ケーブル代として別途費用がかかるので注意しましょう。

電池での駆動時間

MD-500/MD-200は両方とも、ACアダプターでの電力供給と電池での電力供給のどちらにも対応しています。

しかし、電池での電力供給には注意が必要です。

MD-500/MD-200の電池駆動時間は、約4時間となっています。

電池での駆動時間はかなり短いので、電池使用をメインにするのはあまりオススメしません。

「ライブ中、急に電池切れ」なんてなってしまったら、笑えませんね。

電池を使いたいならば、ACアダプターを忘れてきてしまった時の非常用といった程度の用途に留めておくのがいいと思います。

なので、MD-500/MD-200にはACアダプターは必須。

また、ACアダプターもMD-500/MD-200に付属していないので、また別に用意しておく必要があります。

BOSS/MD-500とMD-200と似ている機材と比較した場合の感想

BOSS MD-500 vs Strymon MOBIUS

BOSSのMD-500と似たエフェクターとして、StrymonのMOBIUSがあげられるかと思います。

色も大きさも似ていますね。

MOBIUSは、ハイエンドエフェクターブランドStrymonから発売されたモジュレーション・エフェクターです。

価格は税別52000円程と、エフェクターの部類の中でもかなり高めの価格設定となっています。

しかし、音質面、機能面などのすべての面においてその完成度の高さは凄まじく、この強気の価格設定にも納得のいく仕上がりとなっています。

そんなStrymon MOBIUSですが、BOSSのMD-500と一体どう違うのでしょうか?

まずは、音質面から比較してみたいと思います。

気になる音質そのものですが、正直優劣はつけがたいです。

どちらも臭みのない透明感のある自然なサウンドで、非常に高音質です。

しかし、音の傾向には少し違いが感じられました。

BOSS MD-500はStrymon MOBIUSと比べて、エフェクトのかかり方がやや強めです。

フランジャーなどのうねり方がMD-500の方がグワングワンとしています。

言い換えれば、MOBIUSよりもエフェクトがよりダイナミックに聞こえるということです。

一方、MOBIUSはかかり方がやや浅め。

聞こえ方としては、自然に、そして上品にエフェクトがかかっているような感じです。

この部分に関しては好みによると思いますので、実際に試奏したり動画サイトで聴き比べしてみたりしてください。

続いては機能面です。

まず、外部フットペダル対応、メモリー機能、インサート機能、MIDI接続はどちらにも装備されています。

この辺の違いはありません。

また、パラメーター操作といった面でも特に変わった違いはありません。

唯一特筆すべき点は、エフェクトの数でしょうか。

それぞれMD-500が28種類、MOBIUSが12種類となっています。

MD-500の方がエフェクトの種類が豊富だといえます。

以下違いをまとめるとこのような感じです。

  • MD-500 → 強めにかかるダイナミックなエフェクト、豊富なエフェクトの種類
  • MOBIUS → 弱めにかかる自然で上品なエフェクト、高めの価格

個人的な意見としては、サウンドの違いをあまり気にしないという方はMD-500を選択するのが無難かと思います。

BOSS/MD-500とMD-200はこんな人におすすめ

いかがだったでしょうか。

MD-200/MD-500は、

  • モジュレーション系エフェクターを一つにまとめたい方
  • 高品質なエフェクトが欲しい方
  • MIDIなどの外部コントローラーを使用したい方

には、特にオススメです。

BOSSのフラッグシップモデルということもあってやや値が張りますが、その価格にも見合った完成度の高さを誇っています。

みなさんもぜひ、次世代型モジュレーション・エフェクターを一度味わってみてください。

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