BOSS/MT-2 Metal Zoneのレビュー!音質と音作りのコツ

MT-2とは日本の音楽機器メーカーであるBOSSから1992年に発売されたディストーション(歪み系エフェクター)です。

商品名はBOSS/MT-2 Metal Zone通称:メタルゾーン。

その名の通り、ヘビメタ向けの音作りが簡単にできるパワフルなディストーションです。

従来のディストーションにはない音圧とサスティーンが出せるので、大きなアンプをフルボリュームで鳴らさなくても、図太いメタルサウンドが簡単に得られる画期的な製品です。

目次

BOSS/MT-2Wとは

20年以上に渡りロングセラーを続けていたMT-2をバージョンアップさせた製品です。

従来のMT-2のサウンドを継承しつつ、よりクオリティーが高く、幅広い音作りを目指した製品となっています。

MT-2、MT-2W違いを比較

違う部分1 ペダル・スイッチ部分

MT-2とMT-2Wの違いで一目瞭然なのが、ペダル・スイッチ部分です。

MT-2にはBOSSのロゴしかありませんが、MT-2Wには『技WAZA CRAFT』のロゴが追加され、和風のカッコよさが感じられます。

違う部分2 MT-2Wのモード・スイッチ

MT-2Wには、従来品のMT-2にはなかった『モード・スイッチ』が追加されています。

S(スタンダード・モード):オリジナルのMT-2のサウンド

C(カスタム・モード)レスポンスの良いニューサウンド

イコライザーの下にあるスライドスイッチで切り替えます。

違う部分3 MT-2Wのローノイズ化

歪み系エフェクターは回路の内部で音を大きくするので、歪みを強くするほど「ザー」というノイズが増えてしまいます。

しかし、『技WAZA CRAFT』シリーズは、熟練したエンジニアが厳選したパーツを丹念に組み上げたと言うハイクォリティなエフェクターなので、MT-2Wは、従来品のMT-2よりもノイズが少ないと評判です。

違う部分4 両者の価格差

ユーザーとしては価格も気になりますね。

MT-2 :1万円少々

MT-2W:1万5~6千円

この価格差は、大きいのではないでしょうか!?

何しろ、MT-2WはMT-2の半額以上も高いのですから!

BOSS MT-2 Metal Zone/MT-2Wの音質の特徴や概要

特徴1 3バンド・イコライザーで多彩な音作りが可能

MT-2、MT-2Wに共通している特徴は3バンド・イコライザーです。

これにより、他のディストーションよりも多彩な音作りが可能です。

HIGH(高音):GAINのみ

MIDDLE(中音):GAINとFREQ(パラメトリック・イコライザー)

LOW(低音):はGAINのみ

LOWはBoost、Cutともに使いやすい周波数帯にセッティングされていますので、簡単に音圧をコントロールできます。

特徴2 MT-2・MT-2Wのサウンドの違い

MT-2 :90年代のゴリゴリなエビメタサウンドが専門です。

MT-2W:MT-2のサウンドにプラスして、輪郭がハッキリしたタイトな音作りも可能です。

特徴3 MT-2Wのモード・スイッチ

S(スタンダード・モード)は、取説には「オリジナルのMT-2サウンド」という内容が記載されていますが、実際には、MT-2よりもワイドレンジが広がった印象を受けます。

C(カスタム・モード)ではピッキングのアタック感やニュアンスがハッキリしたオーバードライブ寄りのサウンドメイキングになっています。

BOSS/MT-2 Metal Zoneのデメリット

デメリット1 MT-2のイコライザーのHIGHが使いにくい

MT-2の場合、イコライザーのHIGHの周波数帯が低めに設定されている印象です。

通常、HIGHはシャリシャリという音域に効くのですが、MT-2の音域はキンキンという音域に効きます。

この音域は、ディストーションサウンドでは、ジャリジャリと耳に刺さる音質になるので、アンプのセッティングに苦労するかもしれません。

デメリット2 MT-2Wは価格が高め

MT-2WはMT-2と比べて多彩な音作りが可能ですが、高価なことが気になります。

ディストーション1台に1万5千円を払うのは、ちょっと躊躇しますよね。

でも、ヘビメタからアメリカンロックまで、この1台でOKと割り切れば、そんな悩みは解決すると思います。

ディストーションを2台買うよりは、安いですから!

BOSS/MT-2 Metal Zoneのセッティングと音作り

失敗しないセッティング方法

MT-2の無難な使い方は、LEVEL以外のすべてのつまみを12時方向にすることです。

エフェクターやイコライザーに不慣れな人、特にパラメトリック・イコライザーの使い方がわからない人は、Midは触らないほうが賢明です。

バッキングの音作り

MT-2でのバッキングの音作りは、イコライザーのLOWの加減で簡単に調整ができます。

1980年代のハードロック奏法(5、6弦のブリッジミュート)では、Lowを多めにするとズシっとした迫力があるサウンドが作れます。

近年のアメリカンロックや日本のロックのように、すべての弦をかき鳴らすような奏法はLowを減らすとバランスが良く、ヴォーカルを邪魔しないサウンドになります。

MT-2Wのスタンダード・モードでも、同様です。

クセが少ないアンプを使う

ヘビメタギタリストの必須アイテムであるマーシャルを使った場合、MT-2のHIGHを上げるとマーシャル感が強調されすぎて、ジャリジャリとした耳に痛いサウンドになりがちです。

それを避けるためには、クリアでクセが少ないアンプを使うといいでしょう。

おすすめのアンプとセッティング

MT-2と相性が良いと感じたギターアンプは、RolandのJC-120でした。

JCを使うときの音作りのコツとして、DISTORTIONツマミをスイッチだけONにすることです。

つまり、つまみがカチッと鳴ったところで止めるのです。

こうするだけで、アンプの低音が出て音圧が上がりますので、是非、試してみてください。

ハードロックやヘビメタギタリストにはイチオシの裏ワザです!

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メタルゾーンと同価格帯の機材と比較した場合の感想

Metal Zoneは、唯一無二のサウンドと言っていいでしょう。

チューブ系のオーバードライブ類とは、明らかにサウンドメイキングが異なります。

ディストーション系のエフェクターで人気が高い「RAT(ラット)」よりもハイゲインな音作りなので、ヘビメタギタリストならMetal Zoneの方が断然におすすめです。

BOSS/MT-2 Metal Zoneを実際に使った感想

とにかく歪む!音圧が出る!!

これに尽きます!!!

特にMT-2はコンプレッサーとディストーションがMIXされたようなサウンドなので、軽いタッチでも、しっかりと音になってくれます。

私の場合、速弾きをすると音が切れ切れになってしまうのですが、MT-2を通してアンプから出てきた音は、それなりにスムーズに聞こえたので感激です。

もう手放せません!!

又、レコーディングでも威力を発揮してくれました。

通常、ディストーションサウンドは、ギターアンプを鳴らしてマイクで集音します。

なぜならば、ギターアンプのキャビネットはアコギのボディのように、弦の振動に音圧を加える効果があるからです。

しかし、MT-2やMT-2Wを通すと太くて迫力がある音になりますから、ラインで集音しても十分に使える音になりました。

自宅録音ユーザーには、おすすめの1台だと思います。

BOSS/MT-2 Metal Zoneはこんな人におすすめ

MT-2は、こんな人におすすめです。

・ジューダス・プリーストやメタリカのようなゴリゴリのヘビメタを演奏する人

・コスパ重視の人

・音圧とジャキジャキ感で勝負したい人

ライトなアメリカンロックやピッキングのニュアンスを大事にしたい人は、MT-2Wの方がおすすめです。

Metal Zoneにはkeeley modといった改造品なども販売されているので、より自分に合った仕様のMetal Zoneを探してみるのも面白いですね。

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