MAXON/VOP9 Vintage Overdrive Proのレビューと使い方

MAXON/VOP9 Vintage Overdrive Proのレビューと使い方

VOP9とは?

「MAXON OD808」や「OD9」に求められていた「汎用性」を実現して、単体でも使えるドライブサウンド持つ「MAXON VOP9 Vintage Overdrive Pro(ビンテージオーバードライブ)」は、TS系の中でもゲインが強く現代音楽にマッチする歪み系のエフェクターです。面白いのは、中の回路やエフェクトの効き具合は全然違うのですが、MAXONの他のオーバードライブと見た目では判断しにくいルックスです。

この記事ではMAXON/VOP9 Vintage Overdrive Proのレビューと使い方を解説しています。

ここがおすすめ

  • TS系の中でもゲインが強
  • 現代音楽にマッチする歪み
  • ミクスチュア回路で「重なる」
  • 可変幅が広いTONE
  • 4PDTメカニカル・スイッチ搭載
目次

MAXON/VOP9の音質や特徴

特徴1 コントロール部

■ LEVEL
音量を調整できます。
■ TONE
音色を調整できます。
■ DRIVE
歪みの量を調整できます。

特徴2 ミクスチュア回路

クリーンブーストにオーバードライブサウンドを重ねる「ミクスチュア回路」なるものが搭載され、最大の特徴となっています。聞きなれない回路ですし、効果のほどはとなります。弾いた感想ですが「生の弦鳴りがアンプから出てくる」「芯がある音」「ダイレクトな音」「歪みと原音の分離が見える」なかなか表現が難しいですが、わかっていただけましたら嬉しいです。

特徴3 可変幅が広いTONE

例外なく12時からの足したり引いたりで作っていてよいです。他のMAXONのオーバードライブに比べると癖が無く「サクサク」と決めていける印象です。ピッキングニュアンスやボリュームにもよく付いてくるので、そのあたりを意識しながらのトーン設定をお勧め致します。

特徴4 18v駆動へ切り替え

裏ぶたを開けると小さなスイッチがあり18vに内部昇圧して駆動します。「18vアダプターを別に準備する必要はありません」9vで動いている時は内部にあるLEDライトが点灯していますが、18vで駆動させますとLEDライトが消灯します。

特徴5 4PDTメカニカル・スイッチによるトゥルーバイパス

ワウペダルの「トゥルーバイパス化」カスタムに使用される「4PDTメカニカル・スイッチ」が使われていて、バイパス時の信号を完全にエフェクト内を通らない仕様になっています。バッファ内蔵のBOSSのエフェクターとよく比較される、MAXONのトゥルーバイパス機能ですが、「これじゃないと嫌だ」という方もとても多いですので重要な選択基準であります。

更に、お手持ちのバッファの音が気に入ってらしゃるのであれば一番最初に繋ぎたいでしょうし、後段に来るエフェクターがバッファ内蔵ですとせっかくのお気に入りのバッファ音が濁ってしまいますので、トゥルーバイパスである事が必須項目となってきますよね。

特徴6 日本製

現在では、日本国内でも外国人労働者の方がたくさん働いていますので「日本製」のカテゴリーも、あやふやになってはきていますが、MAXONのエフェクターが好きな方は「日本製」であるとうのも重要な理由なひとつです。

MAXON/VOP9のデメリット

デメリット1 使用環境によるギャップ

真空管アンプで使用した時と、ご自宅で小さな出力のトランジスターアンプで使用した時のギャップがありすぎます。当たり前と言えば当たり前ですが、良い鳴りの真空管アンプで使った時のVOP9は「水を得た魚」状態で縦横無尽なドライブサウンドを奏でてくれますが、ご自宅の練習用の小さなアンプですと良さが分からないかも知れません。

デメリット2 18v昇圧のスイッチが位置が分かりにくい

この記事を読んだ方や取扱説明書をしっかり読んだ方は大丈夫ですが、オークションなどで箱無し状態で買われた方などはこの機能に気が付かないかも知れませんね。構造上仕方なかったのでしょうが、付いている位置が分かりにくいですし、切り替えしにくいですね。

MAXON/VOP9の使い方音作りのコツ

使い方1 個人的セッティング

DRIVEは9時から12時の間、LEVELは1時付近、TONEはギターに合わせて変える。このセッティングに落ち着きました。アンプは真空管のフェンダーとかでしたら最高ですね。ROLAND JC-120との相性も悪くないです。DISTORTIONの付いてるチャンネル側にインしてDISTORTIONを「カチッ」とオンにするだけがポイントです。可能でしたらギター側のボリュームを常に9ぐらいを意識して弾いてもらえると良いトーンが維持できるような気がいたします。

使い方2 クリーンブースター

特徴といたしまして、歪み成分が太く曇った音にならずクリアーに抜けてきますので、クリーンブースターとして使うのも良いです。クリーンブースターとしての使用の場合、通常は一番ギター側に繋ぎますが、他にデジタルエフェクターなどを使っているなら最後に繋げば、全体的な「デジタル臭さ」を消す効果もあります。この裏技的な使い方使えますので試してほしいです。ゲインはゼロで使うのがコツですね。

ある程度のゲインの稼げるアンプでしたら、トゥルーバイパスですからオフの時の音質の変化を気にせずに、ゲインブースターとして「ここぞ」というところでゲインをプッシュしてあげましょう。

MAXON/VOP9を実際に使った感想

OD9で「こうなってくれたらな」と思っていた事が改善されたようなエフェクターです。ですが、改善されたが故にOD9にあった大事な何かがなくなったような気もします。「あまり考えずに歪ませて単体で使いたい」という方にはVOP9がよいでしょうね。「セッションに一台持っていくならVOP9かな」とも思います。

OD9は「シングルコイル搭載のギターがいいな」と思いましたが、VOP9はどちらもいけますね。どちらかといえば、ハムバッキング搭載のギターが良いですね。ハムの潰れがちなところがクリアに出て来てくれますのでバンドのアンサンブルの中で「ギラッ」とした目立ったかっこいい音が演出できます。

MAXON/VOP9はこんな人におすすめ

■ OD9のゲインの低さが物足りなかった。
■ 現場のアンプに器用に応じてくれるクリーンブースターを探している。

最初の一台としては「OD9」をお勧めしたいところですが、「ハムバッキング搭載のギターでアンプは備え付けの物を使う」という使用環境の方には「VOP9」の方が良いですね。MAXONは良い物を作り続けている信頼できるブランドだと思います。たくさん良い製品がありますので、ご自身の音楽ジャンルや環境に合わせて選んでみてください。

MAXON/VOP9 Vintage Overdrive Proのレビューと使い方

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる