MAXON/OD9のレビューと使い方!OD9Pro+との違いは?

MAXON/OD9のレビューと使い方!OD9Pro+との違いは?

MAXON/OD9とは?

緑色の筐体に黒い3つのノブ。外観は世界に「TS系」なるオーバードライブのジャンルを確立させた「Ibanez Tube Screamer TS9」と全く同じ「Maxon OD9」ですが、それには密接な理由があります。Maxonは日本の日伸音波製作所のエフェクターブランド名ですが、星野楽器という別メーカーが海外輸出用に作ってもらっていたのが、TS9だったという事です。車などでよく使われる「OEM製品」ですね。当時の名残として、初期型の「TS808」は「基盤にMAXONの文字があるものが本物だ」だと言われています。サウンドの方は「似ているようで似ていない」が正直な感想ですが、歪み方は同じ「TS系」ですし使い方は似てはきますね。

それではMAXON/OD9のレビューと使い方を解説してきますので詳しく見ていきましょう。またOD9Pro+との違いも解説しています。

ここがオススメ

  • トゥルーバイパス
  • TS系を研究したい
  • ブースターを探している
  • 単品でも良い歪み方
  • TS系はまずはOD9から
目次

OD9とOD9Pro+との違い

OD9からの大きなプラス機能として、OD9Pro+はBOOSTとNORMALを切り替えできるミニスイッチと、9v駆動を18v駆動に昇圧するミニスイッチが追加されています。昇圧スイッチは裏ぶたを開けないと切り替えられません。サウンドの変化はあまりないので「オマケの隠れ機能」ぐらいに考えておいて良いかも知れません。OD9のモディファイ品はほとんど見かけた事がありませんが、TS9のモディファイ品では、OD9Pro+の様な機能を追加された物がたくさんの種類作られています。OD9Pro+は、さながらOD9の自社モディファイといったところでしょうか。

MAXON/OD9の使用アーティスト

Concerto Moonの「島紀史」さんが長年OD9を愛用されています。島さんはストラトキャスターとマーシャルがトレードマークの速弾きヘヴィメタル・ギタリストです。アンプの歪みのプッシュに使われていますが、OD9が演出してくれる中域感がお気に入りなのでしょうね。LEVELはMAXで、DRIVEはギターがストラトですので少し上げています。単体ではあまり歪まないOD9ですが、マーシャルなどのドンシャリ系アンプとの相性は抜群で、島さんのようなヘヴィメタル・ギタリストの要望も、長年満たし続ける素晴らしいエフェクターです。

MAXON/OD9の音質や特徴、ココがすごいなど

特徴1 コントロール部

■ LEVEL
音量の調整ができます。
■ TONE
音色を調整できます。
■ DRIVE
歪み量を調整できます。

特徴2 トゥルーバイパス

これは大きな特徴となりますよね。「どうして、BOSSのエフェクターはトゥルーバイパスにしないんだ」と言われ続ける中、MAXONのOD9は最初からトゥルーバイパス仕様でした。「これがあるからOD9を選んだ」という方も多いでしょう。

特徴3 ノイズレス

MAXONのOD9はノイズが気になりません。BOSSのブルースドライバーと同じゲインレベルで比べましても、全然ノイズが少ないです。あまり歪まないような設計だからかも知れませんが、これも人気の秘密の一つです。

BOSSのブルースドライバーのレビュー

特徴4 黒ラベルの存在

OD9は現在は量産されていますし、インターネットで探せば容易に新品が見つかり入手できるでしょう。1980年から1983年ぐらいまでに作られた初期のOD9に「黒ラベル」と呼ばれる筐体が存在します。裏ぶたに貼られている仕様の案内のラベルが黒い事から、そう呼ばれています。オペアンプが違い、音が違うとされています。この「黒ラベル」だけは中古市場でも値段が上がり続けています。その後に作られた物は「白ラベル」と呼ばれ中古市場でも安価で手に入ります。ご興味のある方はビンテージ・エフェクターのロマンの沼に突入してみてください。

MAXON/OD9のデメリット

デメリット1 出力が低め

単体で使った時の「何か物足りなさ」や「尖がった感じ」のなさがレベルが低いように思えてしまいます。ですが、これはMAXON伝統のサウンドだとも言えます。アンプありきのエフェクターとして使われてきたOD9ですから、MAXONファンの方は承知の上ですよね。

デメリット2 小型アンプでは良さが分からない

皆様、自宅で練習する時に使っているアンプは、5wぐらいの小型アンプが多いと思いますが、小さなトランジスターアンプですと「あまり歪まない抜けの悪いエフェクター」という印象を受けてしまい。「使えない」と、すぐに手放してしまう方も少なくないようです。スタジオである程度の音量で試すまでは手放すことを待ってほしいものです。

MAXON/OD9の使い方やセッティング、音作りのコツ

使い方1 控えめなセッティング

LEVELが上げ目の2時、TONEは真ん中あたり、DRIVEは1時と、控えめなセッティングの方が良い仕事をしてくれます。どんなに頑張っても、単体ですと「メタル」みたいな歪みにはなりませんので、適切な使い方でポテンシャルを上手に引き出しましょう。

使い方2 ブースターとして

アンプでの歪みをプッシュするのが、TS系の最大の持ち味です。ハムバッキング搭載のレスポールなどで、マーシャル使用時にLEVELをMAXで、TONEは真ん中あたり、DRIVEはゼロ。高域をカットして中域を良い感じで押し出してくれて、ソロに合う引き締まって整った音にしてくれます。ストラトキャスターなどのシングルコイル搭載のギターでしたらDRIVEを少し足してあげると良いです。しかし、すっかり同回路のTS9にお株を奪われ「TS系」なんて呼ばれていますが、同じ工場で作られたのはODシリーズの方が先なのですけどね。

使い方3 単品でも良い歪み方

ブースターとして使う場合は、優秀ですしあまり考えずに使っても良い音が出ます。ですが、追及していけば単品でもかっこいい歪みを出せます。音作りの一例です。アンプは皆様がよく使うことになる「ROLAND JC-120」の場合です。アンプの2チャンネル側にさして「DISTORTION」のツマミをオンにします。この時、ただオンにするだけです。つまりツマミはゼロですね。DISTORTIONをオンにするだけですが、全体的に音が元気になり歪みエフェクターの音が乗りやすくなります。ローが上がるので、アンプのEQでお好みのポイントまでカットして下さい。アンプでそこそこ「良い音だな」と思ってからOD9をかけてみてくださいね。ギター&ボーカルの迫力あるバッキングギターに合いますし、ブルースでしたらリードプレイもいけます。

MAXON/OD9を実際に使った感想

ゲインを適切に好みのポイントで探り出せば、気持ちの良いドライブサウンドになってくれて、ずっと弾いていたくなります。どんなギターの種類にも対応してくれるので、是非とも体感して欲しいです。いわゆる中域がブリッと出てくるロックギターの定番ドライブですが、これがなくちゃ始まりません。プレーン弦と巻き弦の音量バランスも整えてくれるので常にオンの使い方が気に入りました。たぶん、TS9が海外で売れたからでしょうが「made in japan」が信頼の目印って嬉しいですよね。

MAXON/OD9はこんな人におすすめ

■ トゥルーバイパスじゃないと嫌だ。
■ TS系を研究したい。
■ ブースターを探している。

兄弟機の「TS-9」はトゥルーバイパスはありませんし、エフェクトオンを知らせるLEDライトも暗いです。これは「踏みっぱなしで使いなさい」という事なのかもしれませんね。OD9の方はトゥルーバイパスですし、LEDライトも明るくて見やすいです。これは「色々なエフェクターと絡めて、使いどころを考えながらオンオフしながら使いなさい」ということかも知れません。色々な歪みエフェクターと比べられたりのOD9ですが、「TS系」は、まずはOD9から始めるのが良いでしょう

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