ストラトピックアップのおすすめはコレ!タイプ別に特徴を紹介

ストラトキャスター(以下、ストラトと省略します)を愛用しているミュージシャンは大勢います。

代表的なプレイヤーとして、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、リッチー・ブラックモア、イングヴェイ・マルムスティーンなどの名前を挙げることができますが、音を聞けば誰のサウンドかが分かるほど、それぞれに個性豊かな音作りがされています。

彼らのサウンドを大まかに分けてみますと、エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのように、歪みが少ない「いかにもシングルコイル」といったタイプと、リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンのように図太いディストーションサウンドという、2つのタイプに分類できます。

使用しているギターは同じストラトなのですが、このように大きく異なるサウンドメイクを可能にした要因の一つにピックアップがあります。

ここに挙げたプレイヤーの中で、一番、ストラトらしいサウンドを出しているのが、スティーヴィー・レイ・ヴォーンです。

彼のストラトは「59年製フェンダー純正シングルコイル・ピックアップ」が搭載されていましたが、それ以外のプレイヤーはピックアップを乗せ換えています。

このように、音の入り口であるピックアップは、サウンドメイクに大きな影響があるのです。

目次

ピックアップの傾向

ストラトが誕生して半世紀以上が経ち、数多くのメーカーからストラト用のピックアップが販売されるようになりました。

それに伴いピックアップのサウンドも多様化し、ピックアップの種類や製品もバリエーション豊かになりました。

その中から、自分の求めるサウンドに合ったピックアップを探すのは至難の業かもしれません。

まずは、ピックアップをいくつかのカテゴリーに分けてみましたので、自分が求めるサウンドはどのタイプかを確認してみてください。

ヴィンテージ・タイプ

一般的に「枯れたサウンド」と呼ばれる音がします。

ストラトらしさを満喫できるサウンドになります。

クリーンや、やや歪ませ気味のセッティングで、ブルースなどをプレイする人にはおすすめのピックアップです。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンや70年代のエリック・クラプトンが好きな人には向いています。

ハイゲイン・タイプ

強めに歪ませて、ハードロックをプレイする人にはおすすめのピックアップです。

太くて力強いサウンドが得られますが、ストラトらしさは薄くなります。

リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンのようなジャンルに適しています。

シングル・ハム

シングルコイルのサイズで、ハムバッキング構造になっているピックアップです。

2つのピックアップが横に並んでいるタイプと、上下2段に重なっているタイプがあります。

見た目はストラトですが、サウンドはレスポールのように太くパワフルになります。

ディストーションサウンドがメインのハードロックやメタルプレイヤーにおすすめのピックアップです。

アクティブ・タイプ 

ピックアップにアンプが仕込んであるタイプや楽器本体にアンプ部が仕込まれているシステムタイプのものもあります。

いわゆる、乾電池が必要なギターに搭載されているピックアップです。

一番のメリットは、ノイズが少ないことと、シールドを伸ばしても劣化が少ないことです。

エフェクターの乗りも良くなり、輪郭がハッキリとしたサウンドが特徴です。

クリーンからディストーションまで幅広く対応できるオールマイティなピックアップなので、「〇〇風なサウンドというこだわりがないけれど、取り合えずグレードアップしたい」という人におすすめのピックアップです。

音響特性上は一番優れているピックアップなのですが、クランチなどでは「音がクリアになりすぎる」「エッジがキツくなる」と言って嫌う人もいるようです。

ピックアップを選ぶ基準

自分が欲しいサウンド・イメージを固める

エレキギターの改造で、一番、結果が分かりやすいのが、ピックアップの交換です。

ピックアップは、弦の振動を拾う「音の入り口」なので、自分のイメージする「欲しい音」をゲットできるか否かは、ピックアップのチョイスにかかっています。

前の項目でピックアップの種類を簡単に説明したように、ブルースなどをプレイするならヴィンテージ・タイプの中高音がきれいに出るピックアップが向いていますから、太くてパワフルなサウンドのハイゲイン・タイプは選択肢から外したほうが良いでしょう。

逆に、ハードロックをやるのに、高価なヴィンテージ・ピックアップは不要です。

ノイズや音痩せが気になるのなら、アクティブ・タイプをチョイスするのも良いでしょう。

ピックアップを替える以上は、現状よりも「良い音(自分の好きな音)」にならなければ意味がありません。

ですから、ピックアップを交換する前に、「自分が欲しいサウンドは、こんな音」というイメージや

交換する目的を明確化しておかなければ、満足するピックアップ選びはできません。

磁力と音質

エレキギターのピックアップを弦の方向から見ると、金属の棒が6本あることが分かります。

これは「ポールピース」と呼ばれる『磁石の棒』です。

ピックアップの構造は、このポールピースを束ねるような感じで、細い線が数千回巻き付けられており、

この部分を『コイル』と言います。

エレキギターは、ピックアップのポールピースの磁界の中で弦が振動することによって、コイルに電気が発生するという構造で音を拾っています。

ポールピースの磁力を強くしたり、コイルの巻き数を増やすと、発生する電気の量が多くなります。

その結果、ハイゲインを得ることができるのですが、磁力が強くなると弦の振動を磁力が妨げることになり、高音が出にくくなったり、サスティーンが短くなる傾向がみられます。

この性質のため、ハイゲインピックアップは太くて丸いサウンドが出やすくなるということです。

反面、ヴィンテージ・ピックアップの中高音が豊かで煌びやかなサウンドなのは、マグネットの磁気が経年劣化で弱くなったためともいわれています。

このように、磁力と音質の関係は、ピックアップ選びでは無視できない要因のひとつと言えます。

おすすめピックアップ【ヴィンテージ部門】

ヴィンテージ・ピックアップの特徴として、3、4弦のポールピースが高くなっているのが特徴です。

その理由として、ヴィンテージ・ストラトの指板のRに合わせて、3、4弦のポールピースに高さが付けてあるという説や、昔のエレキギター弦はアコギのように巻き線だった為という説などがあります。

ですから、ヴィンテージ・ピックアップを選ぶ際は、自分のギターの指板に合わせてポールピースの高さを確認することは重要なポイントなのです。

SSL-1・SSL-2(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

 

50年代のヴィンテージ・ストラトの歯切れの良いガラス質な輝きがある高音とクリアな低音を再現したピックアップで、ダンカンを代表する人気モデルです。

ダンカンのピックアップは、イングヴェイ・マルムスティーン、リッチー・ブラックモア、ジェフ・ベック、ポール・スタンレー、スラッシュなど、一流海外アーティストが愛用しているので、安定感と信頼性は抜群です。

SSL-1とSSL-2の違いはポールピースの高さで、ヴィンテージ・タイプの4、5弦が高くなっているものがSSL-1、フラットなものがSSL-2となっています。

【ここがおすすめ

ストラトのピックアップの相場は1万円前後なのですが、SSL-1は、何と!!税込み価格でも9千円を切った価格です。

一流ブランドのヴィンテージ・タイプのストラト用ピックアップが、この価格で買えるのですから、

コスパ的にもイチオシのピックアップです。

REAL 54Set(LINDY FRALIN:リンディー フレーリン)

54年製のストラトと同じ素材で作られた、こだわりのピックアップです。

手巻きコイルなので、本格的なヴィンテージサウンドが味わえると人気のピックアップ。

同社のVintage Hot-StratやBlues Special-Stratよりも明るく鈴鳴り感がある一方で、パワー感があるサウンドが特徴です。

【ここがおすすめ】

センターリバース仕様なので、3個セットの搭載で本領を発揮します。

フロント・センター・リアのどのポジションもウィークポイントが無く、ストラト特有のリアの低音不足も解消されています。

少々高価ですが、ハイからローまでバランスの良いという高評価なピックアップです。

Pure Vintage 59 STRAT PICKUP(FENDER:フェンダー)

オリジナルのストラトにこだわる人には、おすすめのPure Vintageシリーズです。

当時の金型や機械を使って作製されるピックアップは、本当のホンモノです。

50年代の後期から60年代前半のサウンドを目指しているようで、温かみがあるスウィートなサウンドに仕上がっています。


【ここがおすすめ】

ストラトらしいサウンドの中にもウォームなトーンを実現しているので、ブルースなどに向いているピックアップです。

アタック感があり、ヌケが良く、レスポンスも優れているので、心地良くプレイができると、口コミも上々です。

3個セットで2万円程度の価格設定なので、この価格でホンモノが手に入るだけでもウレシイ!

おすすめできるピックアップだと思います。

Custom Shop Texas Special Strat Pickups Set(FENDER:フェンダー)

ヴィンテージ・タイプのピックアップなのですが、コイルの巻き数を増やすことで、ミッドレンジや出力をアップしたモデルになっています。

テキサスと言えば、スティーヴィー・レイ・ヴォーンを連想する人も多いと思いますが、このピックアップは、まさに彼のサウンドと絶賛する人もいるようです。

【ここがおすすめ】

スティーヴィー・レイ・ヴォーンのストラトはノーマルのピックアップですが、使用するゲージがアコギ並みに太く、半音下げチューニングすることで、あのサウンドが完成しているそうです。

さらに弦高も高めに設定されていたようで、彼自身も指を痛めることが多く、瞬間接着剤を塗って指先のダメージ対策をしていたというエピソードもあるほどです。

ピッキングの強さやアタック感まではマネできなくても、このピックアップに交換することで、せめてサウンドだけは近づけるかもしれません。

True Vintage(Vanzant:ヴァンザント)

50年代のメイプル指板仕様のブライトなストラトサウンドを再現したモデルです。

アタック感やレスポンスが良いのでピッキングのニュアンスが出しやすく、和音の分離感も良いなど、なかなか高評価なピックアップです。

もともと、テキサス州のハンドメイドピックアップを製作しているメーカーですから、ヴィンテージ・ストラトの良い部分強調したピックアップの作製は得意のメーカーです。

ピックアップは単体売りですが、ハーフトーン時のノイズキャンセル効果を狙ったリバーズワイヤリングも販売されているので、

購入の際には組み合わせるピックアップとの兼ね合いを確認する必要があります。

又、ピックアップカバーが付属していませんので、この点も併せて注意しておいてください。

【ここがおすすめ】

スティーヴィー・レイ・ヴォーンやエリック・ジョンソンなど、海外の有名アーティストが愛用したことで知られているので、信頼度と安定感は抜群のメーカーです。

そのモデルが9千円以下でゲットできるのですから、コスパ的には、かなりおすすめです。

TRUE VELBET DP175&DP176(DIMARZIO:ディマジオ) 

DP175(フロント用)
DP176(リア用)

世界的な老舗メーカーのピックアップです。

ヴィンテージ・ストラトを追求するというよりは、ストラト本来のブライトさに加えて、程よく中低音を加えてあるので、コード弾きでの明瞭感は最高です。

音の立ち上がりが良く、音に立体感が出るという口コミも見られます。

もともと、ノイズが少ないピックアップなのですが、センターピックアップにリバースワイヤリングの『DP175S』を搭載することで、フロント(DP175)やリア(DP176)とのハーフトーンでノイズキャンセル効果を利用することができます。

【ここがおすすめ】

アタックが強く、立ち上りが鋭いサウンドなので、メイプルネック+アッシュボディに搭載すると、最高の組み合わせになるようです。

ヴィンテージ・ストラトの高音域を求める人には物足りないかもしれませんが、ヴィンテージ系のピックアップより中低音を充実されているので音が細くなりません。

非常に扱いやすいピックアップだと思います。

ですから、リアル・ヴィンテージというよりは、ストラト本来のブライトさに深みが加わった『モダン・ヴィンテージ』という「新しいサウンド」と理解すると、

このピックアップの良さがわかると思います。最後になりますが、コスパは最高です!!

おすすめピックアップ【ハイゲイン部門】

SSL-4 & SSL-7(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

SSL-4 Quarter-Pound Flat
SSL-7 Quarter-Pound Starggered

リッチー・ブラックモアが使用していたことでも有名な、セイモア・ダンカン製ピックアップです。

通常のシングルコイルよりも太いポールピースが特徴で、オリジナル・ストラトの2倍もの出力を得ることができます。

サウンドは、ストラト本来のクリアな高音域に太く力強いミッドレンジがプラスされて、非常にパワフルになっています。

特に、リア・ピックアップに使用すると、ストラト特有のペラペラ感やキンキンした高音域が改善されるので、ストラトのマイナス面がかなり軽減したという口コミが多いです。

又、シングルコイルなので、ハムバッキングのようなノイズキャンセル効果はありませんが、それでもオリジナルよりは、かなりノイズが軽減されているという意見は多いです。

SSL-4とSSL-7の違いはポールピースで、SSL-4はフラット、SSL-7は高さが違う仕様になっており、指板のR形状によって選択できるようになっています。

【ここがおすすめ】

SSL-4やSSL-7に乗せ換えると、ギターの印象が大きく変わるようです。

その変貌ぶりは、「まるでギターを買い替えたようだ」というほど強烈な印象を持つ人もいるほどです。

サウンド面は太くパワフルになりますが、ハムバッキングとは異なりシングルらしさは残っているので、他のピックアップと混在させた場合、S-S-H仕様よりトータルバランスは優れているという意見が多くみられます。

何より、税込6千円という価格は最強のコスパなので、リッチーファンでない人にも、おすすめできる一品です。

FS-1(DP-110)(DIMARZIO:ディマジオ)

初期のイングヴェイ・マルムスティーンが使用していたことでも知られているピックアップです。

FSとは、『ファット・ストラト』の略で、その名の通り、通常のストラトよりも太くてパワフルなサウンドになります。

ストラト特有のキンキンした高音域や鈴鳴りサウンドを押さえたいという人には、おすすめのピックアップです。

リア・ピックアップにFS-1を搭載し、フロントにヴィンテージ系のピックアップを載せれば、ハードロックからブルースまで、幅広く対応できるストラトに変身します。

又、3個とも交換することで、アグレッシブなインギー・ストラトになることでしょう。

【ここがおすすめ】

ストラトの良さを残しつつ、力強さを求めるならば、このピックアップがおすすめです。

程よい太さが加わるのでコードの分離感も良くなり、クセが付きすぎないので、ピックアップ交換の初心者にはイチオシの製品です。

このピックアップを基準に、色々なピックアップを聞き比べてみるのも良いと思います。

SSL-3 HOT STRAT(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

ストラトに強力なミッドレンジと出力を加えてくれます。

ノーマル・ストラトよりもウォームなサウンドで、ヘビメタのようにリア・ピックアップで強力なサウンドを求めているギタリストには、おすすめのピックアップです。

つまり、S-S-Hに改造する必要がなくなるということです。

出力の大きさはハムバッキング・ピックアップなみで、ライブ演奏の際、ギブソン系のギターと持ち替えるときに、アンプのボリューム調整が必要なかったという口コミもあります。

【ここがおすすめ】

メタル・ギタリストから、高評価を受けているピックアップです。

ヴァンザンドのロックよりも、歪み系のノリが良いという意見もあります。

これをチョイスしておけば、ハムバッカーに乗せ換えなくてもバッチリ対応できるので、ボディを加工する必要もありません。

価格的も手頃なので、試しにリアだけ乗せ換えるというのもアリだと思います。

おすすめピックアップ【シングル・ハム部門】

SJBJ-1b(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

ジェフ・ベックのために開発された同社の人気ハムバッカー『SH-4』をシングルコイルサイズにリメイクした製品で、シングルハムの中では定番中の定番と言えるモデルです。

JBモデルの特徴は、ミドルレンジにピークがあり、倍音が出やすい設計になっていることです。

本来のストラトらしさが残っているため、ヴィンテージ・タイプのピックアップと組み合わせても違和感なく使えるという意見も多くみられます。

【ここがおすすめ】

シングルハムの中では使いやすいピックアップです。

本家のSH-4と比較しても、ほとんど変わらない(素人耳では区別がつかない)らしいので、ボディを加工してハムバッキング・ピックアップを載せようとしている人は、その前に、こちらを試してみることをおすすめします。

ボディをザグるだけでも、5~7千円の工賃がかかってしまいますから、これで解決すればダメージは最小限に抑えられます。

DP-218(DIMARZIO:ディマジオ)

1970年~80年代の名機『DP100(スーパーディストーション)』をシングルコイルサイズにリメイクしたモデルです。

本家のDP100ほどの出力は得られませんが、ヌケが良く太いサウンドは、まさにスーパーディストーションのサウンドです。

ストラトのリアに乗せると、キンキンした耳障りな音域が落ち着いて、扱いやすいサウンドになると評価は高いです。

【ここがおすすめ】

本家、ハムバッキング・ピックアップのスーパーディストーションを愛用してきた人やそのものを期待した人からは、残念な評価が多いです。

しかし、本家ほどパワーがないので、ブルースなどにも用途を広げられるという好意的な意見もあります。

ピックアップ自体は非常にスグレモノなので、評価の分かれ目は、本家と同じ方向を求めるか、別物のピックアップとして受け入れるかがポイントになっています。

個人的には、先入観なしで向き合ったほうが、このピックアップの良さが分かると思うのですが・・・

DP-182(DIMARZIO:ディマジオ)

通常のシングルコイル・ピックアップの3倍もの高出力が得られるピックアップで、同社のラインナップ中、一番ハイパワーなモデルです。

ミドルレンジが太く、ローもパワフルなので、ヘビメタギタリストからは絶賛されています。

シングルサイズでも、しっかりハムバッカーの音がすると、かなりの高評価を得ています。

反面、クリーンやクランチについては「絶望的」という評価ばかりが目立ちます。

【ここがおすすめ】

ハードロックやメタラーの人向け!

ノーマル・ストラトをS-S-Hに改造したいのなら、コレをチョイスしましょう。

クリーンやクランチはフロントとセンターに任せて、ディストーションサウンド専門にDP-182というように割り切って使えば、高い戦力になること間違いなしです。

これだけキャラクターがハッキリしているピックアップなのですから、中途半端な使い方では「良さ」は発揮できません

Hot Rails SHR-1n/SHR-1b(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

同社のシングルハムで、最高出力を誇るモデルです。

ミドルレンジとハーモニクスが豊かで、そこが気に入れば手放せなくなるピックアップです。

特にメタル系のロックギタリストには人気があり、デイヴ・マーレイが愛用していたことでも知られています。

【ここがおすすめ】

ホットレイルはパワフルなサウンドなのでメタルロッカーに人気のモデルですが、このシリーズには、出力をダウンして高域を伸ばした『クールレイル』や、更にパワーダウンしてヴィンテージサウンドに近づけた『ヴィンテージレイル』もラインナップされています。

リアにホットレイル、フロントやセンターにクールレイルやヴィンテージレイルを載せれば、オールマイティなストラトに仕上がるかもしれません。

おすすめピックアップ【アクティブ部門】

SA SET(EMG:イー・エム・ジー)

アクティブピックアップの代名詞ともいえる『EMG』の中から、オーソドックスな『SA』をチョイスしました。

EMGのシングルコイルは、スティーブ・スカサーやデイヴ・ギルモアなど、世界的なアーティストが使用していることでも有名なピックアップです。

アクティブピックアップならではの、ノイズの少なさは秀逸です。

ドライブサウンドでも、ノイズが無いことに驚かされます。

EMGはアンプ回路が内蔵されたピックアップなので、ロー・インピーダンスですから、クリーンも透明度が高く、プレゼンスが効いたサウンドを楽しむことができます。

ピックアップは全面カバーされておりポールピースは確認できませんが、バータイプのマグネットが使用されているのでデットポイントがありません。

そのため、チョーキングをしても音が途切れる心配もありません。

各弦のバランスやエフェクターの乗りも良いので、非常に扱いやすい『優等生』なピックアップです。

【ここがおすすめ】

ピックアップやボット類はコネクター接続なので、スイッチとアース線などのわずかなはんだ付けで換装できます。

ピックアップはノーマルシングルと同じザイズなので、ボディを加工する手間や費用は要りません。

唯一の心配事は、乾電池(9V:006P)を収納するスペースが必要なことですが、アームを使わない人なら、トレモロスプリングを3本直線掛けにすればスプリングに挟んで固定ができますし、2トーンを1トーン(マスター・トーンのみ)にすることで、1つ減ったポットの部分に収納可能です。

私の数本所有しているストラトは、このような方法で乾電池の収納をしていますが、滅多に交換することがないので、不自由さは感じておりません。

AS-1 Blackouts Singles(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

ストラト本来のエッジが効いたシングルコイルサウンドに、豊かなミッドレンジが加わったピックアップです。

ヌケが良いサウンドを提供してくれるので、ロックバンドのアンサンブルの中でも、

埋もれることがない、存在感が発揮できるピックアップです。

【ここがおすすめ】

このモデルはジャンパーピンが装備されているのが大きな特徴です。

このジャンパーピンは出力の切り替えになっており、ジャンパー未接続の場合は『Moderate(低出力)』、ジャンパーピンを接続すると『High Gain(高出力)』に切り替わります。

ジャンパーコネクターから導線を伸ばしてピックガードにON/OFFスイッチを増設すれば、手元で『Moderate⇔High Gain』の切り替えもできます。

又、EMGのクイックコネクターと互換性があるコネクターを使っているので、EMGと交換する場合は、ハンダ付け不要な点もおすすめポイントです。

ノイズレス・ピックアップ

シングルコイルは何故ノイズが乗るのか?

エレキギターのピックアップは、

ポールピースと呼ばれる磁石(丸い6本の棒)の周りに細い銅線を数千回巻き付け(これをコイルと呼びます)て、

磁界を発生させることによって、弦の振動を拾います。

その際、ノイズを拾うのはこの「コイル」です。

ハムバッキング・ピックアップは、2個のピックアップを並べて固定した構造をしていますが、

片方のコイルを逆巻きにすることによって、コイルに乗ったノイズを打ち消しているため、ノイズが乗りにくいのです。

一方で、シングルコイルはコイルが一つしかないので、逆巻きコイルがありませんから、

ノイズが乗りっぱなしになるのです。

シングルコイルなのにノイズがない??

これからご紹介するピックアップは『スタックタイプ』と呼ばれるものです。

スタックという単語は、ギターアンプでお馴染みですね。

アンプとキャビネットが別のタイプのギターアンプです。

スピーカーキャビネットにヘッドを載せて使うアンプが、スタックタイプと呼ばれるアンプです。

このピックアップも同じ構造なのです。

1個のシングルコイル・ピックアップに見えますが、音を拾うピックアップ(正相)と

ノイズを拾うピックアップ(逆相)が上下2段に重なっているのです。

そのため、弦方向から見ると単なるシングルコイル・ピックアップなのですが、

横から見ると高さ(厚み)がある形状になっているので、スタックタイプのピックアップは、

ピックガードを外してみると、すぐにわかります。

おすすめピックアップ【スタック部門】

DP117(HS-3)DIMARZIO(ディマジオ)

イングヴェイ・マルムスティーンが使用していたことでも知られているピックアップです。

ブースターと併用することで、当時のインギーサウンドが炸裂!!

ご本人は、リア・ピックアップに使用しているようです。

STK-10n YJM FURY NECK(Seymour Duncan:セイモア・ダンカン)

イングヴェイ・マルムスティーンのシグネイチャーモデル、ブリッジ側のピックアップです。

太く艶がありながら、シングルコイルのクリアなサウンドも兼ね備えたレスポンスの良さが特徴です。

ご本人も、フロント側にはYJM、リアにはHS-3という組み合わせで使用しているそうです。

Hot Noiseless Strat Pickups Set(FENDER:フェンダー)

ジェフ・ベック用に開発されたモデルです。

そのままではストラトらしさがなくなるので、ボリュームやトーンポットの抵抗値を変えたり、ボリュームにバイパスコンデンサー(テレキャスターのボリュームポットに配線されているコンデンサーと同じ原理)を

増設することで、ストラトらしいサウンドにすることができるようです。

Vintage Noiseless Strat Pickups(FENDER:フェンダー)

現行のクラプトンモデルに搭載されているピックアップのようです。

極限までハムノイズを押さえたシングルコイルサウンドが、最大のメリットです。

ノイズレスピックアップを使用する際の注意

ノイズレスピックアップに交換した場合、オリジナル・ストラトのポット類では、その「良さ」が100%発揮できません。

オリジナル・ストラトは、ボリューム、トーンともに250kΩ、コンデンサーは0,047μFが付いていますが、これをレスポールと同じ500kΩ、0,022μFに交換する必要があります。

その理由は簡単です。

スタックタイプのピックアップは、上下に1個ずつ、合計2個のピックアップが付いている構造だからです。

つまり、上下2段のハムバッキングということです。

私自身、最初にノイズレス(オークションサイトで購入したので本体のみ取説無)を取り付けて「こんなものかなぁ」と思い数年間使っていましたが 、

つい最近、ネット記事で」ポットを500kΩに交換するのが当たり前」という記事を読み、早速、ポット交換をしました。

その結果、驚くほど高音域がバリバリに出たサウンドに変貌し、かなり驚いたことを覚えています。

ボリュームポットをフルで上げれば抵抗値がゼロになるので、サウンドには影響ないと思っていたのですが、大間違いだったようです。

ちなみに、ボリューム500kΩ、トーン1MΩ(M=1000k)に交換する人もいるようですので、色々と追及する余地はありそうです。

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