BOSS/OD-2 TURBO OVER DRIVEのレビューと使い方

BOSS/OD-2とは?

世界初のオーバードライブ「BOSS OD-1」の後継機が「BOSS OD-2 TURBO Over Drive」です。

名機OD-1が生産中止になった直後に発売されて、1985年から約15年間生産されました。

悔やまれながら消えていき今もなおプレミア価格で中古市場を賑やかせているOD-1に対して、プレミアも付くこともなく何となく過小評価なOD-2ですが、80年代に活躍したギタリスト達には愛用者も多かったのです。

車のエンジンも「ターボエンジン」が流行っていた時代ですので、ネーミングからも時代背景を感じてしまいます。

目次

BOSS/OD-2のスペック

商品名OD-2
メーカーBOSS
概要ターボオーバードライブ
特徴・すっきりした音
・モデファイ前提で
BOSS/OD-2

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BOSS/OD-2の使用アーティスト

  • 是永功一さん「レベッカ」
  • 中山加奈子さん「プリンセス・プリンセス」
  • いまみちともたかさん「バービーボーイズ」
  • エイドリアン・ヴァンデンバーグ「ホワイトスネイク」
  • ジョニーマー「ザ・スミス時代に使用」

確かに80年代に印象的なプレイを残した方々の名前があがってきますね。

上記ギタリストの皆様が現在も使用しているかは確認できていませんが、「いまみちともたかさん」や「ジョニーマー」は、BOSSのエフェクターが大好きそうなので使っているかも知れませんね。

OD-2とOD-2Rの違い

OD-2が1994年にマイナーチェンジした物が「OD-2R」です。
大きな違いは「REMOTE」のインプットが増設されています。

外部フットスイッチを接続することでターボモードのオンオフがリモートで出来るのです。

これは中々画期的ですし使える機能。

しかも、ノーマルのOD-2に比べてOD-2Rはターボモードのゲインレベルが上がっているので、完全に一台二役です。

OD-2とOD-3の違い

音も見た目も含めて「OD-1」の直系の後継機は「OD-3」の様な気がします。

操作も直感的に好みのポイントを探し当てるだけの良くも悪くも器用貧乏な仕様となっています。

BOSS/OD-2音質や特徴

特徴1 コントロール部

■ TURBO

ターボモードのオンオフが出来ます。

■ DRIVE

歪みの量を調整できます。

■ TONE

音色を調整できます。

■ LEVEL

音量を調整できます。

特徴2 基本的にはOD-2Rも同じ

基本的な操作はOD-2もOD-2Rも変わりません。

歪みの感じも同じように思えます。
ですから、これにリモートスイッチがインできるジャックが付いてターボレベルが若干上がったものがOD-2Rと思っていただいたら良いと思います。

OD-2RはOD-2が発売されて数年経ってマイナーチェンジされたエフェクターですが、これは当時「OD-2」を使用していたギタリスト達の声を取り入れた機能を追加するものでした。

「ライブ演奏中にターボのオンオフが出来たらいいな」とは誰もが思う事でしたが、それを聞き入れ採用するBOSSの現場に寄り添った姿勢が、支持される理由の一つだと思います。

特徴3 ディスクリート回路

歪みエフェクターはオペアンプ「集積回路」を使い歪みを作ります。

少ない部品で歪みが作れるので良いのですが、中には余分な回路も含まれていています。

余計なパーツを省き必要なパーツのみで回路を組むことを「ディスクリート」と呼んでいます。

OD-2にはこのディスクリート回路を採用。

理由は、OD-1とは決定的に違う機能「Turbo」を採用するにあたり、オペアンプで作った歪みはノイズが多すぎるために設計者が変更したのです。

特徴4 シャープなトーン

OD-1はご存知の通りトーン回路が付いていませんでした。

OD-2から追加された機能ですが、効きがシャープに思えます。

ターボオンでさらに尖った感じのトーンになりますので、使用するギターとメインで使うピックアップを考え、アンプのセッティングから見直す必要があります。

BOSS/OD-2のデメリット

デメリット1 ノーマルのOD-2だと

ターボオンの時とトーンの差がありすぎるといいますか、キャラクターが変わりすぎるような気がします。

OD-2はリアルタイムのオンオフが出来ない仕様ですので、どちらかに的を絞り音作りをすれば問題はないのですがね。

そのあたりの問題も解消してのマイナーチェンジがOD-2Rとなるわけです。

デメリット2 アウトプットレベルの設定が低い

「BOSSのコンパクトエフェクターは12時がフラットで、そこから欲しい音を足したり、いらない音を削ったりする」というのが音作りの基本になっていますが、OD-2はアウトプットレベルが他のBOSSのコンパクトエフェクターに比べて小さいです。

これは設計回路の影響かも知れません。

ただ、悪くて解消出来ないという訳ではなく、LEVELをあげれば全然大丈夫です。

いつもの感じでやっていると「あれっ」となるだけですので、気にするほどのデメリットではありません。

BOSS/OD-2の使い方やセッティング、音作りのコツ

使い方等1 ブースターとしての使用

マーシャル系のアンプのブースターとしての使用が一番しっくりくるような気がいたします。

ちょっとコツがいります。

デメリットの項目で述べた「アウトプットレベルが低い」というのを念頭に置き、LEVELはフルでDRIVEをいつもより多めに足してあげると良い感じになります。

ターボはお好みですが、せっかくOD-2をブースターとして使うのでしたオンでいきましょう。

使い方等2 アンプはミドル上げめ

こちらも回路の影響でしょうか、ターボをオンにすると特にミドルが落ちる気がします。

アンプ側でミドルを出してあげましょう。ターボをオンオフしながら良いポイントを見つけてください。

ミドルの少なさが個性でもありますので、すっきりした音が好きな方にはお勧めですね。

使い方等3 OD-2Rは是非ともリモートで

最近では「ニコイチ」と呼ばれる二つの機能を備えたエフェクターが各社からたくさん出ていますが、OD-2Rのひと手間かかってしまう「ニコイチ」機能のリモートモードの活用は、是非とも試していただきたく思います。

このインプットを付けるために回路の見直しも行われていますので、ノーマルのOD-2よりスムーズに音作りが出来ます。

個人的には見直されても良いサウンドと機能だと思うのですが。

BOSS/OD-2を実際に使った感想

長い間、SD-1を愛用していましたので、OD-2やOD-2Rはほぼ初見に近い状態でした。

当時はオンにすると音が「クシュッ」となってしまう印象があると、友人のSD-2を少しだけ弾いて決めつけていましたが、経験を積み重ねた現在、良いところ悪いところ分かるようになっていました。

単体で使うならOD-2Rで、ブースターとして、もしくはアンプの歪みをプラスする常にオンのセッティングならばOD-2ではないかと思います。

ハードな歪みを持っている割には、ハードな音楽には向いていないような何とも言えない歪みですね。

BOSS/OD-2はこんな人におすすめ

■ 「レベッカ」や「プリンセス・プリンセス」のカバーバンドに誘われている。
■ とりあえず安くて使える歪みが欲しい。
■ エフェクターのモディファイが趣味である。

80年代の音楽シーンを支えた歪みエフェクターですが、現代では良い意味のチープなサウンドが好みの分かれるところだと思います。

モディファイでかなり化けそうですし、中古市場では投げ売り状態ですので安く買って研究材料にしてみるのも良いかも知れません。

BOSS/OD-2

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