BOSS/RC-1とRC-3の違いを比較レビュー!効果的な使い方は?

BOSS/RC-1とRC-3の違いを比較レビュー!効果的な使い方は?

BOSSから出ている超シンプルなルーパーRC-1 Loop Station(ループステーション)のレビューをしています。また、似ているBOSSのルーパーRC-3との違いを比較しながら見ていきましょう。

シンプルだけに使いやすいですが、逆に使いどころが難しいという表裏一体の特徴があります。

では効果的な使い方はどのようにしていけばよいのでしょうか。

目次

BOSS/RC-1のメリット

シンプルなコントロール部

ディレイを「ホールド機能」を応用してフレーズをループさせられることが発見されて、瞬く間にミュージシャンの間でソロ演奏の時に使うことが流行りました。それを、もっと実用的にして専用のエフェクターにしてしまったのが「ルーパー」です。色々なメーカーから「ルーパー」は発売され、ミュージシャンの意見を取り入れながら進化していきました。それにつれ、多機能で操作が複雑な商品が増えてしまい「ルーパー」は取り扱いが難しいエフェクターとなってしまいました。そんな中、BOSSからシンプル操作必要最低限機能のルーパー「RC-1」が発売されました。コントロール部にはツマミが一つに確認用のインジゲーターのみ、最大のメリットはこのシンプル設計と見やすさでしょう。

踏み込みだけの操作

使い方も簡単な踏み込みの使い分けのみでの操作です。一度踏み込んで録音開始、もう一度踏めばオーバーダブ開始です。この流れでどんどんフレーズを重ねていけます。ある程度のループのオケが完成したら、それに合わせてソロを弾いたりすれば良いわけです。二回踏めば停止です。停止している状態で長踏みすればループの全消去となります。ループ再生中に長踏みですと、ひとつ前のフレーズのみが消えます。ループを作っていく過程で失敗した時にひとつ前に戻る「アンドゥ」機能ですね。「アンドゥしてしまったけど、やっぱり採用したいので元に戻したい」という時は、更に長踏みしますと消したフレーズが復活します。ひとつ前に戻ったのを、また元に戻す「リドゥ」機能ですね。一つだけついているツマミは、再生されるループ音の音量を調整するLEVELです。上にのせて弾くギターの音とのバランスをとれます。

見やすいインジゲーター

インジゲーターの見方は赤く光っている時が録音状態で、緑が再生状態です。赤と緑が交互に光っているときは再生しながら録音するオーバーダビングの状態です。とても見やすくシンプルな表示ですので、ルーパーを操作する際に求められる素早い判断に対応しやすくなります。

ステレオ入力/ステレオ出力

最近のBOSSのエフェクターは、歪み系以外はコンパクトエフェクターでもステレオアウトが付いてるものが多いですが、ステレオ入力が付いているのは珍しいですね。つまり、キーボードも入力できてしまいループ演奏が出来てしまうというものです。

電池駆動

コンパクトエフェクターのルーパー電池駆動するのはBOSSのルーパーだけです。メーカー側は「アルカリ電池使用で3時間駆動可能」とのことですが、実働は一時間半ぐらいのつもりでいた方が良いのではないかと思います。ですが「ROLAND CUBE Street」と一緒にストリートに連れていけば、十分にパフォーマンスできる使用時間です。通常のBOSSのコンパクトエフェクターのサイズですので、ボードに収めた場合にもまとまりよく、他のエフェクターと同じアダプターから電源供給できるのがよいですよね。

BOSS/RC-1のデメリット

オフの時の二回踏み

RC-1を使ってライブ演奏をする場合、ループ音を流してソロを弾いてバシッと止めて決めたい場面がかなりあると思います。RC-1をオフにするには素早く二回踏みとなっていますが、これが焦ってしまったりで踏み違えてしまいます。慣れてしまえば大丈夫かも知れませんが、慣れていても起こりそうな事故ではあります。

対処法はあります。筐体右のインプットの一番上にある「STOP/UNDO」に別売りの「BOSS FS-7」などをつなぎますと、一度踏むだけでオフすることができます。想定できる事故を未然に防ぐ方法があるのですから、フットスイッチを利用していきたいものです。

長踏み消去の時

新しくループを作るために古いループを長踏みで消去するのですが、この時、少し音が再生されてから全消去されます。これはライブ中の作業ですと困りますよね。RC-1の後にチューナーやヴォリュームペダルを置いて、消音してから消去とすれば無音で出来ますが、手間がかかってしまいます。

こちらも外付けのフットスイッチで対処できます。つなげたフットスイッチを長踏みしますと無音で全消去できてしまいます。RC-1をライブで使う場合は、外部フットスイッチは必須アイテムと考えた方がよさそうです。

BOSS/RC-3のメリット

RC-1の進化版

発売の順番は「RC-1」の方が後なのですが、機能を比べてみますと「RC-1が進化したらRC-3になるだろうな。」と思える内容です。これでもかと機能を搭載してしまった「RC-3」から必要最低限な機能を抜き取ったものが「RC-1」といった方が分かりやすいでしょうか。

RC-3の凄いところは何といっても、最大録音時間が3時間で最大フレーズ記録数が99という事です。それに対しRC-1は録音時間は16分で記録数は1です。ループフレーズ最大録音時間は合計で3時間ですが、十分ライブショウが一人で出来てしまう時間ですよね。他の機能といたしましては「リズムマシーン」を内蔵しています。パターンは10種類と少なめですが、ちょとしたセッションやギターフレーズの練習には十分です。RC-3の凄さは、まだまだ続きます。外部入力の「AUX端子」と「USB端子」が付いています。AUX端子でスマホなど接続して音源を流したり取り込んだりできますし、USB端子でパソコンと接続して作りこんだループ素材を取り込んだり、物足りなかったリズムパターンを取り込んだりと使い方自由です。ステレオ入力や9v電池でも動くのはRC-1と同じですね。

コントロール部と基本操作

RC-3も基本は足踏みで操作していきます。一度踏みますと左上の赤いRECライトが点灯し録音状態になります。フレーズを録音して、もう一度踏みます赤のRECライトと緑のPLAYライトが点灯してダイビング状態になります。これでループを作りもう一度踏むと緑のPLAYライトだけの点灯となり再生モードになります。作ったループをバンクに記録していくには、ループを作った後に右上にある「WRITE」ボタンを押し、真ん中にある「MEMORY」の▲▼ボタンで保存先の番号を選び、もう一度「WRITE」ボタンを押せば記録されます。メモリーを消去する場合は長踏みです。アンドゥとリドゥのやり方もRC-1と同じです。ひとつだけ付いている二軸のツマミは、内側がリズムマシーンの音量で外側がループの音量です。

RC-1は録音時にインジゲーターをガイドとして録音スタートのタイミングを計りましたが、RC-3はリズムマシーンを「クリック」として使い、耳で確認しながら録音していきましょう。リズムボタンを長押し後にメモリーの▲▼ボタンで使うリズムを選び、タップテンポボタンでテンポを決めます。あとはリズムマシーンに合わせてループフレーズを作っていくわけです。ループを作った後にリズムが不要でしたらリズムボタンを押せばリズムだけが消えます。

外部フットスイッチ

RC-1同様、外部フットスイッチをつなぐことで機能が拡張いたします。停止やクリアはRC-1と同じですがテンポの設定もできます。同じBOSS製品の「FS-5U」などを接続するわけですが、せっかくですのでデュアルべダルの「FS-6」や「FS-7」をつなぎたいところです。理由はさらに機能が拡張してメモリーのシフトが操作できるからです。RC-1のところでも書きましたが、RC-3をライブで操作するには外部フットスイッチは必須アイテムとなりそうです。

BOSS/RC-3のデメリット

こまめなアップデート

USB端子がついていますので、BOSSのホームページよりシステムのアップデートが行えます。不具合が起きますとすぐに修正はしてくれますが、こまめにチェックしたりの手間や、不具合発生からアップデートされるまでの時間がストレスだったりはします。

2度踏みクリアなどの操作ミス

こちらはRC-1と同様に外部フットスイッチの導入で全て解決しますので、ミスってしまう方は導入しましょう。

RC-1とRC-3の違いを比較

■ 最大録音時間
▪ RC-1は12分に対し、RC-3は3時間
■ 最大フレーズ記録数
▪ RC-1は1に対し、RC-3は99
■ 外部入力
▪RC-1はフットスイッチのみに対し、RC-3はAUX端子とUSB端子も接続できる
■ リズムマシーン
▪ RC-1には搭載されていないが、RC-3には搭載されている。
■ 販売価格
▪ RC-1は約一万円前後に対し、RC-3は約二万円前後。

RC-2とRC-3違い

RC-2は生産中止になっています。RC-3との大きな違いはリズムマシーン、USB端子がついていない。最大録音時間が16分、最大フレーズ記録数が10で、ステレオ入出力対応でないというところでしょうか。RC-3ほど機能と性能はいらないけどRC-1はシンプルすぎて物足りないという方は、中古市場でRC-2は見かけますので探してみるのも良いかもしれません。

その他のルーパーとの比較

他のメーカーからもたくさんのルーパーが発売されています。BOSSのコンパクトサイズのルーパーとよく比較されるのは「TC Electronic」のルーパーではないでしょうか。RC-1と機能もよく似ている「DITTO LOOPER」は筐体にツマミ一つの究極シンプル設計でサイズも約半分です。販売価格も最安値ですから初心者の方にお勧めしたいところですが、見やすさ扱いやすさはRC-1に軍配があがるようです。TCのルーパーの上位モデルに「DITTO X2 LOOPER」があります。サイズも大きくなりフットスイッチも二つになっています。ステレオ入出力となり「FX」なるエフェクトが追加されていますが、これはモジュレーション系と思いきや、逆再生したり倍速にしたりと興味が沸く内容となっています。

BOSS/RC-1がオススメな人はこんな人

「とにかく直感的に使いたい」人や「基本メカ音痴」という方にはRC-1がお勧めです。こんな風に記事にして比べてしまいますと「スペックが低くて物足りないのでは。」と思ってしまいますが、価格と扱いやすさでは他の追従を許しません。「ルーパーは操作が面倒で設定が大変」という固定観念を打ち崩し、気軽に楽しく個人練習したり、パフォーマンスを楽しめるエフェクターです。

BOSS/RC-3がオススメな人はこんな人

BOSSの「Loop Station」シリーズのファンは世界中にたくさんいらっしゃると思います。皆様、新機種が出るたびに買い替えてこられた事でしょう。RC-3をお勧めしたい人は、ズバリまだRC-3を購入されていないBOSSの「Loop Station」シリーズのファンの方達です。全ての前機種の弱点を改め、痒いところに手が届く新機能。お値段二万円前後で電池駆動で動く。ストリート、ライブハウス、大きなホールでも、たった一人での独演会が開けるのですから「メンバーが集まらないからライブ活動が出来ない」とじっとしている理由はなくなります。BOSSの「Loop Station」シリーズを使いこなしてこられた方々には、RC-3でさらなる可能性に挑戦して欲しいです。

個人的にオススメしたいのは?

BOSSのルーパーの歴史は2001に発表された「RC-20」から脈々と続いています。これからも新しく世界を驚かせる新機種が次々と発表されることだと思います。RC-1は入門機種と言われているシンプル設計で高音質の製品です。ですが、もう一万円出しますとハイスッペクのRC-3に手が届きます。RC-3も十分に考えらた扱いやすい機種だと思います。友人やミュージシャン仲間とのセッションできる入力機能や、構築していける果てしないメモリー機能。この金額の差を安いとは言えませんが、ルーパーを極めれば極める程にたどり着くであろう「RC-3」を個人的はお勧めしたいです。

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