ZOOM/B3のレビュー!おすすめセッティングと音作り、使い方を解説

ZOOM/B3のレビュー!おすすめセッティングと音作り、使い方を解説

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ZOOMのマルチエフェクターB3のレビューをしています。

このエフェクターのおすすめセッティングと音作りも同時に解説。後継機のB3nとは何が違うのでしょうか。

また、後継機のB3nとはどちらのほうがおすすめなのでしょうか。
前機種の方が良かった…なんてこともありますからね。

そう言ったことも踏まえてレビューしていきます。

目次

ZOOM/B3とは?

ZOOM B3は数多くあるベース用マルチエフェクターの中でも代表的なエフェクターです。

3つのエフェクターを同時に掛けることができます。

それに加え

  • ディストーション
  • コンプレッサー
  • モジュレーション
  • ディレイ
  • リバーブ

など99種類のエフェクトだけでなく、12種類のベースアンプ・キャビネットも搭載しています。

さらに、「control in」の入力端子にエクスプレッションペダルを入力することで、エフェクトのかかり具合の調節も可能です。

その他にも、DI端子やオーディオインターフェース・ルーパー・リズムマシン・チューナーなど録音・練習に役立つ機能も搭載しているので、B3一つあれば困ることはないでしょう。

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ZOOM/B3nとの違い

現在B3は生産が終了し、後継機として「B3n」が販売されています。

様々な点が変更されていますが、一番の変更点は、B3nはエフェクターを同時に7つ繋げられるということです。

また、音質を向上させるためにエフェクト数が80と数が減りオーディオインターフェース機能が削除されました。

なので、便利さで比べるとB3に軍配があがりますが、B3nは純粋にエフェクターとしてクオリティが高くなっています。

ZOOM/B3nとB3の違いまとめ

  • 便利さならB3
  • エフェクターとしてならB3n

ZOOM/B3のスペック

商品名B3
メーカーZOOM
概要ベース用マルチエフェクター
特徴ベース用マルチエフェクターの代表格

ZOOM/B3の後継機はコチラ

  • オーディオインターフェース機能
  • ベースの録音環境がB3nのみで完結
  • 視覚的にもわかりやすい操作
  • ルーパー機能搭載
  • エフェクターを同時に7つ繋げられる
※価格は各通販サイトで比較して下さい
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ZOOM/B3の使用アーティスト

B3を使用しているアーティストは多彩なテクニックとグルーヴ溢れる演奏で有名なジャズ・フュージョンベーシストの「ビクターウッテン」です。

B3にはビクターウッテン自身のエフェクターの設定(パッチ)も存在するので、ぜひ試してみてください。

ZOOM/B3の音質や特徴

ではB3の特徴について解説していきます。

特徴1 12種類のアンプとキャビネット

B3にはエフェクターのみならず、12種類のアンプとキャビネットもモデリングされています

また、それぞれアンプとキャビネットの組み合わせも変更可能なので、音作りの幅が広がります。

ベースを宅録する際には「ラインの音」となってしまいますが、アンプシュミレーターとして使用することで「実際にアンプを繋げた音」で宅録ができるようになります。

特徴2 直感的な操作が可能

B3に3つのフットスイッチがあり、コンパクトエフェクターのような操作が可能です。

液晶も3つあり、エフェクターのアイコンが表示され、メモリの数値も反映されるので、視覚的にもわかりやすく、簡単に設定することができます。

特徴3 オーディオインターフェース機能

USBケーブルをPCに接続することで、「オーディオインターフェース」として使用できます。

B3には付属のDTMソフト「Cubase LE」がダウンロードできるので、PCとB3があれば「弾いてみた動画」や「楽曲作成」をすぐに始めることができます。

特徴4 ルーパー機能

B3には40秒までのルーパー機能が搭載されています。

なので、「1人セッション」や「バッキングを録音し、ソロの練習」が楽しめます。

ZOOM/B3のデメリット

B3はとても便利なエフェクターですが、音質面に少しデメリットを感じます。

デメリット1 電子的な音がする

B3は発売されてから10年近く経つエフェクターです。

そのため、現在売られているマルチエフェクターに比べると音質は劣っています。

「音痩せ」「電子的な音がする」など「原音重視」のベーシストにとっては致命的なデメリットです。

デメリット2 3つ以上のエフェクターを接続できない

現代の音楽シーンではベースでも沢山のエフェクターを駆使して演奏することが多くなりました。

なので、最近の音楽をコピーしようと思ってもエフェクターが3つだけだと、ベースの音を再現できない場合があります。

現行品のB3nならエフェクターを同時に7つ繋ぐことができます。

ZOOM/B3の基本的な使い方と操作

B3は直感的な操作ができるので簡単に使えますが、さらにB3を便利に使うためにの操作方法を紹介します。

基本的なB3の設定方法

まず、エフェクターの設定ですが、「TYP」でエフェクターを選択し、「PAGE」を押すとエフェターのメモリの調節画面に移ります。

そして、液晶の下の3つのノブでメモリを動かします。

メモリ以外にもエフェクターによっては「スイッチの切り替え」の表示がありますが、それも液晶の下のノブを回すと切り替えができます。

設定したエフェクターのメモリは自動的に保存されるので安心です

バンクの切り替え・パッチの切り替え

フットスイッチはエフェクターのオン・オフだけでなく、パッチとバンクの切り替えにも使えます。

パッチとはエフェクターの設定のことで、合計100個保存できます。

そのパッチを10個まとめたものをバンクといいA〜Jまでの10バンクあります。

例えば、Aのバンクを宅録用、Bのバンクをライブ用とします。

A0〜9にそれぞれのパッチを登録し、それぞれパッチを呼び出すには「フットスイッチ1」を長押し、「フットスイッチ2・3」を押すことで、A0〜9のパッチを切り替えることができます。

バンクの切り替えは「フットスイッチ1・2」と「フットスイッチ2・3」それぞれを同時に押すことでバンクの切り替え可能です。

  • 「フットスイッチ1・2」を押すとバンクAからBに
  • 「フットスイッチ2・3」を押すとバンクBからAに切り替えれます。

この機能を活用すると「スイッチャー」のように、沢山のエフェクターの組み合わせを作ることができます。

ルーパーの使い方

「フットスイッチ3」を押すとルーパーの画面に切り替わります。

「フットスイッチ1」を押すと録音が開始されます。

録音中にもう一度「フットスイッチ1」を押すと録音が完了します。

また、「フットスイッチ1」の液晶の一番左ののノブを回すことで、「音符マーク」が表示され、4分音符の数でも録音時間を設定できます。

更に、録音された状態でもう一度「フットスイッチ1」を押すと「オーバダビング」が可能。

「フットスイッチ3」を押すとテンポを変える事ができます。

テンポは「フットスイッチ2」の左ののノブでも変更可能です。

また、録音中に「フットスイッチ2」を押すと、再生が停止され、長押しするとループを削除できます。

「フットスイッチ3」を押すと、エフェクターの画面に戻ります。

ループを再生しながらでも、エフェクターの画面に戻ることもできます。

チューナーの使い方

「フットスイッチ2」を長押しすると、チューナーが使えます。

チューナー画面に移動してからも「フットスイッチ2」を更に長押しすることで「ミュート」もできます。

チューナーの種類は「クロマチックタイプ」と「ベースの弦番号を表示するタイプ」に変更可能です。

ZOOM/B3のおすすめセッティング

筆者が実際に使っているセッティングを紹介します。

「こんな使い方もあるんだ」と参考にしていただけたら幸いです。

ドンシャリサウンド

  1. サンズアンプ
  2. →グラフィックイコライザー
  3. →ダイナコンプ

スラップをするときにオススメのセッティングです。

サンズアンプはGAINを下げて、「サンズアンプの癖」をあまり出ないように設定します。

そして、更にイコライザーで中音域をカットし、軽くコンプを掛けることで、気持ちよくスラップサウンドを出すことができます。

また、このセッティングは「歌もの」の曲でベースをあまり目立たせたくないときにもオススメです。

イコライザーについて詳しく理解したい方はコチラ

歪みサウンド

  1. MXRベースDI
  2. →チューブスクリーマー
  3. →グラフィックイコライザー

このセッティングはMr.BIGのベーシスト「ビリー・シーン」の様な激しく歪んだ音を出すことができます。

MXRのGAINの数値を「90」にしてかなり歪んだ設定にし、その上でチューブスクリーマー(いわゆるTS系)を掛けることで更に歪ませることができます。

そして、チューブスクリーマーを掛けると低音が削られるので、イコライザーで低音域を上げることで、低音を損なわず激しく歪んだ音作りができます。

チューブスクリーマー系のコンパクトエフェクターはコチラ

ソロベースサウンド

  1. コーラス
  2. →アナログディレイ
  3. →スプリングリバーブ

このセッティングはきらびやかで奥行きのあるサウンドを出すことができます。

ジャズベースのリアピックアップの「パリッ」とした音ととても相性がいいです。

このセッティングでソロベースを弾くとなんとも言えない幻想的な雰囲気を出せます。
エフェクターの数値はデフォルトの状態でも十分使えます。

宅録でのセッティング

  1. サンズアンプ
  2. →コンプ
  3. →ハートキー

宅録の際はアンプモデリングを使用すると、実際のアンプの音のようなサウンドで録音可能です。

筆者はハートキーのアンプが好みですが、どのアンプを選んでも大丈夫です。

アンプのセッティングでは「Mix」というメモリがあります。
これを100に設定すると「キャビネットの音が100%」0に設定すると「ヘッドの音が100%」となります。

「キャビネットの音を100%」にすると「もこもこ」とした音になるので60〜80%ぐらいがおすすめです。

また、「ヘッドの音を100%」にすることで、「プリアンプ」としても使用可能です。

ZOOM/B3を実際に使った感想

DTMで録音する際にB3を持っていればオーディオインターフェースがいらないので本当に便利です。

またアンプシュミレーターが付いているのでベースアンプを通した音作りができ、ベースの録音環境がB3のみで完結できるので、機材を置く場所も取りません。

しかし、B3を通すと「デジタル的な音」となってしまうため、ベース本体の良さが少し減ってしまいます。

その点を踏まえると、やはり後継機のB3nが便利だと思います。

ZOOM/B3はこんな人におすすめ

「弾いてみた動画」や「DTMでベースを録音したい」という方にオススメの機材です。

また、初心者の方でベースアンプで音を出すことができない方にも、B3はヘッドフォンを挿すことができるので、自宅練習に向いている機材です。

ZOOM/B3は生産完了

B3は先程説明した通り、生産が終了しているため中古で入手するしかありません。

また、B3はZOOMのファームウェアアップデートを受けることができません。

現在、後継機のB3nが販売されているので、この記事を読んでB3に興味を持っていただいた方はB3nの購入をお勧めします

しかし、B3nにはオーディオインターフェース機能が付いていないため、宅録を始めたい方は別でオーディオインターフェースを購入しないといけません。

ですが、B3nにもヘッドフォン入力ができるので、自宅練習は問題なく行えます。

その点を踏まえて、B3かB3nどちらが良いか検討してみてはいかがでしょうか?

ZOOM/B3の後継機はコチラ

  • オーディオインターフェース機能
  • ベースの録音環境がB3nのみで完結
  • 視覚的にもわかりやすい操作
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