BOSS/GE-7のレビュー!特徴と使い方のコツ

イコライザーが欲しいのなら、まずはこれを使えば間違いなし。
コスパの高い定番7バンド・グラフィックイコライザーです。

目次

GE-7の日本製と台湾製の違い

GE-7は、旧式が日本製、現行品が台湾製となっています。
日本製は、ネットオークションなどで出回っておりますが、特にプレミア価格は付いておらず、5千円程度で落札することも十分可能です。
日本製と台湾製は、基盤に違い(オペアンプなど使っている部品が異なります)などは見られますが、聴覚上の違いはほぼ全く分かりません。
特にプレミア価格が付いていないのも、さほど現行品との違いがなく、あえて高値を出す理由がないからと言って良いでしょう。
なお、日本製は年代によっては、現在のアダプターが使用できないものがあるので、その点はご注意ください。

BOSS/GE-7を使用している有名人

・真鍋吉明(The Pillows)
・デヴィッド・ギルモア(Pink Floyd) 1988年頃
・ジョージ・リンチ(Dokken) 1988年頃

BOSS/GE-7の音質や特徴、ココがすごいなど

特徴1 100Hzから6.4kHz間をブースト、カットできる範囲の広さ

他社のイコライザーを比較してみると、案外この広さを調整できるものは数少ないです。
十分に使える範囲までイコライジングしたいということであれば、他の調整可能域の狭いイコライザーではなく、このGE-7を使用することをオススメします。

なお、人間の可聴音域は、20Hz~20000Hz(20kHz)と言われています。
そう考えると、6.4kHzまでしか調整できないのはせまいように感じられます。
しかし、6.4kHzの時点で、カッティングの歯切れの良さやピッキングノイズなどを担当するかなり高域の範囲に入ってきます。
実際ここをあまりいじりすぎると、すぐ耳に良くないサウンドになってしまいます。
6.4kHz以上になりますと、いわゆる”きらびやかさ”を担当する帯域となってきますが、こちらも同様に少し上げるだけで耳に良くない効果がある音域です。
これは、GE-7の調整可能域は、必要十分な範囲に留めているということであり、ほとんどの方が十分満足できるクオリティです。
実践上では、それ以上の帯域が調整できないことは、あまり大きな問題とはなりません。
ただし、どうしてもその音域まで調整したい、気になる、さらに細かく追い込みたいという方は、MXRのM108S 10 Band Graphic EQをオススメします。
こちらは、10バンドイコライザーで16kHzまで調整可能です。

特徴2 ノイズも気にならない、ドライな音質

特に余計な味付けをしているような感じもなく、非常に使いやすい音質で、音痩せも気になりません。
一部、ノイズが気になるというユーザー意見もありますが、対応は可能です。

そもそも何故、GE-7を使用したときにノイズがあると感じるのか。
これは「高音域をブーストした際、前段のエフェクターの高音域のノイズが同時に強調されてしまう」ことが原因のパターンが多いです。
特に歪み系エフェクターが悪さをしていることが多いです。

GE-7自体にノイズの原因があるというのは考えにくいです。
GE-7をONにしたときに、ノイズが発生するのであれば、前述の通り、既に存在していたノイズが強調されてしまったことに問題があります。
対して、GE-7をOFFにしたときにもノイズが発生しているというのであれば、まずGE-7を外しても止まないノイズのはずです。

BOSS製品は、他に多数エフェクターを繋いだ場合のノイズや、外部ノイズを最小限に抑えるため、あえてトゥルーバイパスを採用せず、バッファ内蔵にしています。
さらに、GE-7に搭載されているオペアンプは、十分に優秀でローノイズです。

ですので、まず一度、他に繋いでいるエフェクター、GE-7自体のセッティング、シールドケーブル、ギター本体などのノイズ源を元から断つ方向で対策することを強くオススメします。
特にノイズ対策を理由にMODを検討されている方は、しなくても済む可能性が十分にありますので、ぜひお試しください。

BOSS/GE-7のデメリット

デメリット1 中間の帯域のダイレクトな調整ができない

GE-7は、2kHzなどの中間の帯域を直接的に調整することができません。
十分なクオリティを持っているのは間違いありませんが、もっと細かく追い込みたい方にはオススメしていません。
細かいところまで自由自在にイコライジングしたいという方は、多少値が張りますが、Empress EffectsのParaEQをオススメします。
なんと35Hz~20kHzまでを細かく調整できるハイエンドなパラメトリックイコライザーです。
但し、その分使いこなすのは難しいという点を理解しておきましょう。

デメリット2 演奏中に大きく調整するのは困難

例えば、ブースター用途のみで使用すると決め込んでいるのでしたら、あまり問題とはなりません。
しかし、ライブ中に複数のイコライジングを使いたいという場合には困難となってきます。
もし、複数のイコライジングを使いたいようでしたら、4種類の設定をメモリ保存できる、同じくBOSSのEQ-200をオススメします。

BOSS/GE-7の使い方やアレンジ方法、セッティング例、つなぎ方、音作りのコツなど

使い方等1 接続順でサウンドが変わるブースター

エフェクターは、つないだ順番にエフェクトがかかっていきます。
よって、イコライザーは、歪みの前段か後段、どちらに置くかで効果が大きく変わります。

ギター→イコライザー→歪み→アンプの接続順だった場合、そのイコライザーはギター本体に対してのコントロールになるので、音量はあまり上がりません。
歪みは、入力信号の大きさで増加していくため、ゲインブースターとして使うにはこちらが良いでしょう。

対して、歪みとイコライザーを入れ替えた場合です。
こちらは、ゲインをブーストすることはほぼできませんが、単純に音量を上げるクリーンブースターとして効果を発揮します。
歪みのキャラクターを活かしたままにイコライジングができるので、余計な味付けをしないブーストしたいという方は、イコライザーをブースターとして使用するのが良いでしょう。
また、こちらの方がイコライジングの効きが強くなるので、基本的にはイコライザー後段で繋ぐことをオススメします。

使い方等2 エレアコを生のアコギ風のサウンドにする

アコギはマイクとラインではサウンドが大きく変わってしまいます。
ライン使用のサウンドを完全にマイク使用でのサウンドにすることは難しいですが、イコライジングで寄せていくことは可能です。
400Hzの太さを感じる帯域と、800Hz~1kHz近辺の弦の鳴り具合を感じる帯域、ここをV字になるように少しずつカットしていきましょう。
ラインで弾いたときの嫌な太さがカットされ、生っぽさに近づきます。

使い方等3 ラジオのような音質にする

イコライザーだからこそできる飛び道具的な使い方です。
3.2kHzを1目盛りブーストします。
そこを山頂として、他の音域を山を下るようにカットしていきます。
200Hz以下は完全にカット、400Hzを2目盛りカット、800Hzを1目盛りカット、6.4Hzを2目盛りカットが目安です。
使い所は限られてきますが、かなり効果的なエフェクトなので、使ってみると面白いです。

使い方等4 センドリターンに繋いで効果を最大化

センドリターンにエフェクター等を接続すると、プリアンプとパワーアンプの間にエフェクトを配置することができます。
つまり、アンプ自体の歪みやイコライザーの後にGE-7が作用するので、最終的に出力されるサウンドの調整が可能ということです。
もし、サウンドの最終的な補正をを目的にするのであれば、ギター-Input間の最後段に接続するよりも、さらにはっきりと効果を得ることができます。

尚、アンプによってはSERIES(直列)とPARALLEL(並列)の2種類が選択できるものがあります。
イコライザーを繋ぐ場合は、特別な理由がない限りSERIESを選択しましょう。
SERIESは直列なので、前述した通り最終的な調整になります。
しかし、PARALLELだと並列なので、原音とエフェクト音がミックスされたサウンドが出力されてしまい、本来の良い効果を殺してしまいます。

余談ですが、残響系のような原音も鳴らしたいエフェクトに関しては、PARALLELが効果を最大限に発揮できます。
よって、イコライザーとの両立はできませんので、その場合は取捨選択の必要が生まれます。

BOSS/GE-7を実際に使った感想

非常にコスパが高く、レコーディング、ライブ共にプロの現場でも使えるオススメのイコライザーです。
イコライザーを試してみたいが、違いがよく分からないという方は、BOSS GE-7を使っていただければ、まず不満はないはずですので、自信を持ってオススメできます。

BOSS/GE-7はこんな人におすすめ

・初めてのイコライザーで迷っている方
・ブースターを探しているけど、どれもイマイチピンと来ていない方
・様々な音質変化を楽曲内に取り入れたい方
・細かく音作りを追い込んでいきたい方

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