ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキング!選ぶ基準は?

ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキング!選ぶ基準は?

ギター用のペダル式イコライザーは、いろいろなメーカーから数多く販売され、価格も様々です。

その中から、自分に合った1台を見つけるのは、至難の業かもしれません。

ここでは、コスパや性能面から分析した【ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキング】をご紹介します。

アナタに合ったイコライザー選びの参考にしてみてください。

目次

イコライザーエフェクターを選ぶ基準

1:使用目的を明確に

一般的な使い方

とりあえず、普通に「音作り」に使用したいなら、グラフィックイコライザー全般の中から選べば良いでしょう。

ネット記事や口コミ評価も、良い情報源です。

特に注意することはないので、『おすすめランキング』を参考に、予算の範囲で自由に選んでください。

ハウリング対策

ハウリングとは、ギターアンプやライブのPAスピーカーから出た音を再びピックアップが拾ってしまうことによって発生します。

エレキギターは「キーン」とか「ピー」という高い周波数のハウリング、アコギなら「ブーン」というボディの共鳴するハウリングが考えられます。

もちろん、それ以外の要因やセッティングや会場やスタジオの音響条件によっても、ハウリングは発生します。

それらのハウリングは、グラフィックイコライザーを使って軽減することができます。

その方法は、ハウリングを起こす周波数帯域を確認し、グラフィックイコライザーで下げる(カットする)ことによって、ピックアップの周波数特性を変えるのです。

ハウリングポイントの周波数が下がれば、その高さでのハウリングは起こりにくくなるわけです。

ですから、自分のセッティングで、何Hzがハウリングしやすいかを確認したうえで、その周波数がコントロールできるグラフィックイコライザーを探さなければなりません。

こだわった音作りをしたい

「どういう音が作りたい」という目的がハッキリしていれば、自分がゲットすべきイコライザーは絞られてきます。

それを理解してもらうために、ちょっと過去の経験談をお話しします。

数十年前に流行った音ですが、ストラトのハーフトーンにコーラスとコンプレッサーをかけて軽快なカッティングサウンドをかき鳴らすという奏法がありました。

プレゼンス音域を強力に上げてコンプレッサーで潰していたのですが、グラフィックイコライザーではBandwidthが広すぎたので、パラメトリックイコライザーでBandwidth(バンドワイズ:周波数帯=Q)を狭くしてブーストしていました。

そのため、当時はパラメトリックを使用している人が多かったですし、ペダルエフェクター式のパラメトリックイコライザーは、現在よりも数多くの種類が販売されいたので、ヴァリアーションが豊富でした。

何しろ、某メーカーからパラメトリックイコライザー付きコンプレッサーが販売されていたほど、流行ったサウンドだったのです。

しかし、音楽シーンが変化するにつれて、そのようなカッティングサウンドは主流ではなくなりました。

それにつれて、市販されているパラメトリックイコライザーの種類も、次第に少なくなりました。

現在は、グラフィックイコライザーが全盛期です。

しかし、当時のサウンドが欲しければ、グラフィックイコライザーという選択肢はなくなります。

このように、自分に『こだわりの音』があるならば、売れているイコライザーが、必ずしも自分にとって正解であるとは限りません。

あくまで、口コミ評価よりも、自分のイメージが最優先ということなのです。

2:自分で操作できるものを選ぼう

誰でも『良いもの』が欲しいのは当たり前です。

でも、『良いもの』は人によって違います。

例えば、グラフィックイコライザーを選ぶ場合、バンド数が多いイコライザーほど細かい調整ができるので、性能的な評価は高いです。

しかし、機器操作が得意でない人にとっては、多くのバンド数は混乱の原因になってしまいますし、細かい所まで気にならないという人には、細かい周波数分割は「無用の長物」になってしまいます。

ですから、『高性能=自分に良いもの』とは限りません。

あくまで、『自分の身の丈に合ったもの』が、アナタにピッタリの【良いもの】なのです。

3:コスパ(性能と価格)

「なるべく高性能なイコライザーが欲しい」と思うのは当たり前。

でも、高性能、高機能な製品は、価格も高価になります。

逆に、ショッピングでは「1円でも安いもの」の方が嬉しいですね。

しかし、一般的に安価な製品はローコストで製作されるので、機能が簡略化されていたり、性能的に劣っていたり、作りがチープだったりします。

この妥協点を探すのが機種選びの醍醐味でもありますが、本当に悩んでしまいます。

でも、一番のポイントは

予算はいくらまで出せるのか?

どこまでの性能が欲しいのか?

ということだと思います。

一般的に『コスパが良い』と言われる製品は、「このクォリティやスペックで、この価格はアリだよね」ということなので、いくらコスパが良くても、自分が欲しい機能があったり自分が納得できる性能と価格でなければ、買うべきではありません。

あくまで、コスパは参考程度に!

コスパだけでイコライザー選びをしても、きっと後から不満が出てきますよ。

4:乾電池仕様は必要か?

エフェクターの中には、乾電池が使えないものもあります。

全体のサイズを小さく設計している機種や、内部の基盤が大きい設計のものは、006Pを入れるスペースは確保できなかったため、外部のAC/DCアダプター電源しか使用することができないのです。

今更、乾電池なんか使えなくても問題ないと割り切れる人もいれば、逆に、もしもの電源トラブルに備えたいという人もいると思います。

その点をどう判断するかも、エフェクター選びの重要なポイントです。

又、アダプター仕様にも関わらず、アダプターが別売りの製品もありますから、注意してください。

実際にあった話ですが、

「某通販サイトでペダル式のグラフィックイコライザーを購入したところ、届いてみたら電源が入らなかった。初期不良かと思い、販売店に問い合わせをしたところ、別売りのアダプターを買ってくださいと言われた。販売ページには、アダプター別売りの記載がなかったのに・・・」

という内容を聞きました。

これは、特に激安な中国製に多く見られる販売方法です。

「アダプターの付属があるかないか」まで確認したうえで機種選定しないと、安価な機種が、返って割高になる場合もあるのです。

このような失敗を避けるためには、通販サイトでアダプター付属の有無について記載がない場合、必ず、質問メールなどで購入前に確認することを忘れてはいけません。

5:ノイズは気になる?

エフェクターにノイズは付きものですが、特にイコライザーの場合は、周波数ごとの音量コントロールをするエフェクターなので、

それ自体のノイズ(SN比)も大きなポイントです。

高音域の倍音成分が大きくなれば、その帯域のノイズ成分も、それだけ大きくなってしまいます。

ですから、多少ノイズが出ても安価なものを選ぶか、高くてもノイズ対策をされているものを選ぶかについても、イコライザー選びの重要な判断要素なのです。

6:付属機能は?

最近のエフェクターはクリックノイズの少ない電子スイッチの採用をやめて、あえてアナログ時代の機械式プッシュスイッチを採用するメーカーが増えてきています。

これは「電子スイッチだと、バイパス(オフ)にしても、元の音ではなくなる」という電子スイッチを嫌うユーザーの声が多くなったので、メーカー側もその要望に応え、アナログスイッチを採用するようになったのが経緯です。

アナログスイッチを使うことで、エフェクターをオフにした時に、ギター信号は物理的に内部回路を通らないので、完全にエフェクターをスルーした状態になります。

これを【トゥルーバイパス】と言い、最近の傾向として、あえてアナログスイッチを採用しているメーカーは、それを前面に謳うほどのセールスポイントなのです。

又、LEDの表示にも、様々なパターンがあります。

LEDが1つで、オン:点灯・オフ:消灯というものが一般的ですが、派手なものになると、グラフィックイコライザーのスライドボリュームすべてにLEDが仕込んであり、オンにすると、一度に点灯するというものもあります。

この機能をカッコいいと考えるか、電力の無駄遣いと考えるかは人によりますが、見た目やオーナーの満足度も、イコライザー選びの重要なポイントだと思います。

ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキング

1位:M108S 10 Band EQ

メーカーMXR(エムエックスアール)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数10
バンド周波数(Hz)31.25、62.5、125、250、1k、2k、4k、8k、16k
ブースト/カット(dB)±12
レベル調整VOL×1、GAIN×1
電源DC18Vアダプター(付属)※乾電池は使えません。
特徴ワイドな周波数帯域をカバー
ここがオススメノイズリダクション搭載
特記事項トゥルーバイパス、1イン2アウト
税込価格13,530円

M180Sの最大のポイントは、幅広いバンド周波数にあります。

一般的なギターイコライザーの場合、50Hz~10kHz程度の周波数帯域をカバーすれば充分なのですが、M180Sの場合は、ロー周波数が31.25Hz、ハイ周波数が16kHzまでカバーしています。

ですから、ギター以外にもベースイコライザーやその他の楽器だけでなく、オーディオ機器を含めた全てのサウンドイコライザーとしても充分に使用可能だと思います。

(ただしオーディオ機器の場合、レベルマッチングに問題がなければの話ですが)

又、出力が2系統出せるので、幅広く応用できる点も魅力です。

そのほかにも、音には関係ない部分ですが、イコライザーやゲインなどのスライドボリュームにLEDが仕込んであり、M180Sをオンにすると、すべてのLEDが一気に点灯します。

視認性を考慮した設計だと思うのですが、その瞬間、すごくアゲアゲ気分になります。

ライブのステージでギターソロのタイミングでオンにしたら、さぞかしテンションが上がることでしょう。

こういう演出って、好きな人は評価しますからね~(笑)

2位 EQ-200

メーカーBOSS(ボス)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー(デジタル)
バンド数10
バンド周波数(Hz)30、60、120、200、400、800、1.6k、3.2k、6.4k、12.8k
ブースト/カット(dB)±15
レベル調整LEVEL×1
電源アルカリ電池(単三)×3本 又は 電源アダプターPSA-100(別売)
特徴2系統のイコライザー
ここがオススメ4パターンのメモリー機能
特記事項USB(プログラムアップデート用)、MIDI端子(ステレオミニ専用ケーブル)
税込価格27,000円

とにかく多機能かつ、アナログイコライザーの使いやすさと柔軟性を残した、画期的なグラフィックイコライザーです。

メーカーサイトによりますと、サンプリングレート96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bitという高度な演算処理で高音質を実現しているとの情報が得られました。

この数値は、オーディオ機器としても充分に通用する高品質なものです。

又、2イン2アウトを装備しており、それぞれ独立したイコライジングや連動したイコライジングも可能なので、グラフィックイコライザーを2台買うよりも多機能な使い方ができます。

つまり、1台でバッキングのイコライジングとソロのイコライジングを使い分けることもできますし、コーラスなどのステレオ出力はそのまま入力し、左右のチャンネルに全く同じイコライジングを施して、ステレオで出力することも可能なのです。

ステレオイコライザーの場合、左右のイコライジングポジションを全く同じに合わせることは手間がかかりますので、ステレオリンク機能があるのは、とても助かると思います。

更に、本体に簡単なディスプレイが搭載されているので、現在のイコライジングを目で確認することもできます。

それらのイコライジングデータは128もある内蔵メモリーに記録され、常に4つのメモリーを呼び出して使うことができますし、外部のMIDI機器からプログラムチェンジデーターを

受信することで変更することもできます。

つまり、バンドメンバーにキーボード奏者がいれば、そこからMIDI信号をもらうことで、キーボードが音色を変えるごとに、ギター奏者も手放し(足放し?)で、プログラムナンバーを変えられるということなのです。

EQ-200は、グラフィックイコライザーの中では高価ですが、バッキング用とソロ用の2台のイコライザーを買うと思えば、決して高すぎる価格ではありません。

むしろ、この値段で充分に2台分以上の働きをしてくれるのですから、グラフィックイコライザーを2台導入しようと考えている人には、是非、選択肢に加えてほしい1台だと思います。

3位 M109S 6 Band EQ

メーカーMXR(エムエックスアール)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数6
バンド周波数(Hz)100、200、400、800、1.6k 3.2k
ブースト/カット(dB)±18
レベル調整なし
電源006P(9V乾電池)または電源アダプター
特徴ノイズリダクション搭載
ここがオススメシンプルだが強力
特記事項トゥルーバイパス
税込価格10,428円

M108Sをシンプルかつ強烈にしたのが、このM109Sです。

M108Sは10バンドでしたが、M109Sは6バンドなので、スライドボリュームが4本少ないです。

又、M108Sに搭載されていた「VOL」と「GAIN」もないので、更に2本スライドボリュームがありません。

ですから、M108Sが12本のスライドボリュームがあるのに対して、M109Sは半分の6本にまとめられています。

冒頭の「イコライザーを選ぶ基準」の項目でも書きましたが、細かい所まで気にしない人や機器操作が苦手な人は、M109Sの方が良いかもしれません。

スライドボリュームが半分になったことで、見た目はかなりスッキリしましたが、ブースト/カットのゲインは、M108Sよりも6dB多い±18dBになっています。

更に、M108Sでは使えなかった006P乾電池も使用できます。

LED表示は、M108Sと同様に、素子に取り付けられており、派手に点灯します。

同様に、ノイズリダクションも搭載しています。

M109SはM108Sをシンプルにしつつも、強力にしたといった印象の設計になっています。

両者のどちらを選ぶかは、ユーザーの好み次第といったところです。

イコライザー初心者には、M109Sの方がシンプルなのでオススメです。

4位 GE-7

メーカーBOSS(ボス)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数7
バンド周波数(Hz)100、200、400、800、1.6k、3.2k、6.4k
ブースト/カット(dB)±15
レベル調整LEVEL×1
電源(9V乾電池)またはACアダプター(PSA-100)
特徴ツボを押さえたブースト/カット
ここがオススメプロも愛用する品質と耐久性
特記事項レベルコントロールは独立アンプ方式
税込価格12,100円

THE定番と呼ばれるほど、貫禄のあるグラフィックイコライザーです。

1980年頃から発売が開始されて以来、ピンクフロイド のデヴィッド・ギルモアをはじめ、スラッシュ、ケヴィン・シールズ、ビリンダ・ブッチャー、エッジ、ヌーノ・ベッテンコートなど有名な海外アーティストも使用していることでも知られている世界的な名機です。

何と言っても、その特徴は使いやすさです。

7バンドある周波数の100Hz~3.2kHz(6バンド)まではピーキングイコライザーがピンポイントで効いてくれます。

6.4kHzだけはシェルビング(6.4kHz以上の周波数に効く)イコライザーという仕様になっています。

外観やスペックだけ見ると、オーソドックスで目立った個性はありませんが、

楽器メーカー系列のBOSSが製作したイコライザーだけに、しっかりとツボを押さえているので、物足りなさは感じません。

発売から約40年も経ちますが、いまだに継続販売されていることから、その完成度の高さと安定性は充分に証明されています。

又、耐久性も抜群で、その堅牢さは、プロミュージシャンに愛用者が多いことからも伺うことができます。

ネット上の口コミでは、『ガリ』が出にくいという評価もありました。

ペダル式グラフィックイコライザー選びで失敗したくない人には、断然にイチオシの1台です。

5位 Para EQ

メーカーEmpress Effect(エンプレスエフェクト)
カテゴリー・種類パラメトリックイコライザー
バンド数3
バンド周波数(Hz)Low Frequency 25~500
Mid Frequency 250~5k
High Frequency 1k~20k
ブースト/カット(dB)±15
レベル調整Boost×1(0~30dB)
電源9V(センターマイナス)アダプター別売 ※乾電池に関する情報なし
特徴+30dBのクリーンブースト機能
ここがオススメオーディオ機器並みのSN比、ローディストーション
特記事項トゥルーバイパス、インプットパッド、Q切替スイッチ(3段階)
税込価格33,000円

Para EQの最大の特徴は、市場では数少ないパラメトリックイコライザーであることです。

lf(Low Filter)低音用、mf(Mid Filter)中音用、hf(High Filter)高音用、の3バンドで、それぞれにFrequency(周波数)とGain(ブースト/カット)があります。

ここまでは、オーソドックスな構成なのですが、興味深いのは、Q(Bandwidth)です。

ポットの取り付けスペースがなかったのか、小型のトグルスイッチが各バンド用に設置されています。

3段階のスイッチ(横方向に操作)で、左から中範囲・狭範囲・広範囲と切り替えられます。

その右隣りには、Qと同様のインプットパッド(インプットレベルを下げる回路)スイッチがあります。

入力信号が大きすぎたときに、0dB(減衰なし)・-12dB(1/4)・-6dB(1/2)の3段階で減衰する量を切り替えることができます。

その右下には『boostボリューム』があり、0~+30dBまでのクリーンブーストが可能です。

ペダルスイッチは2つあり、右側がエフェクトのオン・オフスイッチ、左側はブースターのオン・オフスイッチです。

Para EQは音響的な数値も優秀です。

最大の特徴は、ペダルエフェクターとは思えないほどのSN比の良さです。

9V電源をエフェクター内部で18Vまで昇圧することによって、大きなヘッドルームとダイナミックレンジを確保しています。

それにより、オーディオ機材並みの特性が確保できたと、メーカーでは説明しています。

更に、30dBものブーストが可能にもかかわらず、歪率が0.03%以下というように、こちらもオーディオ機器並みの数値です。

この強力なローノイズ、ローディストーション設計が、Para EQの最大のポイントです。

ですから、ペダルエフェクターでは高価な部類に入る価格ですが、スペックを考えれば、充分にお値打な買い物だと言えます。

6位 Q STRIP

メーカーTECH21(テック21)
カテゴリー・種類パラメトリックイコライザー(プリアンプ)
バンド数4 (LOW・MID 1・MID 2・HIGH)
バンド周波数(Hz)LOW:1kHz(シェルビング)
MID 1:40Hz~700Hz(ピーキング)
MID 2:300Hz~6kHz(ピーキング)
HIGH:1kHz(シェルビング)
ブースト/カット(dB)±18dB
レベル調整LEVEL×1(±20dB)
電源DCアダプター9V(センターマイナス)、ファンタム電源
特徴100%アナログ回路
ここがオススメギターだけでなく、ボーカルやドラム、キーボードなどあらゆる楽器に使用可能。
特記事項ローパスフィルター、ハイパスフィルター、XLR出力、フォン出力パッド、XLR出力用パッド、グランドリフトスイッチ
税込価格32,780円

Q STRIPというネーミングは、ギタリストの皆さんには馴染みが薄いと思います。

ミキシングエンジニアが使用する19インチラックマウントタイプのエフェクターに『チャンネルストリップ』という機材があります。

チャンネルストリップとは、ミキシングコンソールの1つのチャンネルを抜き出してきたというコンセプトで作られたエフェクターで、ニーヴやSSLなどの名機と呼ばれるミキシングコンソールを模したものや、メーカーが独自開発したものなど多様な製品が販売されています。

それらには、ヘッドアンプやイコライザー、SSLを模したタイプならコンプレッサーなどが内蔵され、このエフェクターを通すことによって、デジタル臭さを除去したり、グルー感が増すという目的があります。

Q STRIPというネーミングも、製品の開発意図がそこにあるのだと思います。

ミキシングコンソールのイコライザー周辺を抜き出してきたという主旨で、EQ STRIPがQ STRIPになったのではないかと、勝手に推測しました。

さて、スペックですが、4バンドイコライザーに加えてハイパスフィルター(45Hz以下1オクターブ当たり-12dB)とローパスフィルター(3kHz以上1オクターブ当たり-12dB)が装備されているので、まさにミキシングコンソールのインプットモジュールを抜いてきたという印象です。

面白い点は、イコライザーの周波数がFrequency(FREQ)ではなく、SHIFTという表記になっていることです。

一見しただけでは、「SHIFT 1、SHIFT 2って何を動かすの?」と思いましたが、パネル面を見ていて「周波数を動かす意味でSHIFT」であることが、やっとわかりました。

これは、Q STRIPの独特の表記です。

一方、入力が1系統で、パラアウト、バランスアウト、アンバランスアウトという入出力は、ダイレクトボックスです。

バランスアウトとアンバランスアウトにパッドが付いていることや、バランスアウトにグランドリフトが付いている点は、さすがにSANSAMPのTECH21だと感心しました。

このような仕様なので、ギターからQ STRIPを経由して、そのままミキサーへライン録リでも、充分なクォリティを得られると思います。

キャビネットシミュレーターとしてのセッティングは、取説の設定例に記載されていますので、ゲットしたら、是非、試してみてください。

このように、かなりハイレベルなプリアンプなので、エレキギターやベース以外に、アコギ、キーボード、バイオリン、サックス、ハーモニカ、ボーカルなど、あらゆる楽器に使用可能であると取説に解説が記載されています。

もちろん、ギターアンプに接続しても充分に威力を発揮しますが、アンプのマスターボリュームが低すぎるときは、アンプのエフェクトループに接続してLPF(ローパスフィルター)をオンにするとノイズ除去に効果があるそうです。

最後になりますが、Q STRIPはイコライザー回路だけでなく、バッファアンプ回路だけでも評価は高いです。

「ベースをQ STRIPに通すだけで、内蔵されているバッファアンプのおかげで、何も操作しなくても、音に立体感が出る」

などのネット評価も多く見ることができます。

ペダル式のイコライザーアンプなので、ライブでの使用が前提かもしれませんが、レコーディング、自宅録音、DTMなど、繊細な音作りにこそ、オールアナログ回路ならではのグルー感が活かされると思います。

7位 EQ Seeker

メーカーDonner
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数10
バンド周波数(Hz)31.25、26.5、125、250、500、1k、2k、4k、8k、16k
ブースト/カット(dB)±15dB
レベル調整LEVEL×1 
電源DC9Vアダプター(センターマイナス)別売
特徴この価格で10バンド
ここがオススメオーソドックスなので初心者におすすめ
特記事項トゥルーバイパス
税込価格4,399円

何といっても、税込4,500円以下で10バンド、しかも±15dBのブースト/カットですから、初心者クラスなら絶対におすすめです。

大きさも適度にあって、操作しやすそうですし、ペダルスイッチもトゥルーバイパスで頑丈そうです。

ボディもアルミニウム合金なので、プラスチック製ではありません。

個人的にはEQ700を買うなら、1,000円追加してこちらをチョイスします。

8位 SE-GEQ

メーカーARTEC(アーテック)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー(チューナー付)
バンド数8
バンド周波数(Hz)100、170、280、500、800、1.4k、2.3k、5.0k
ブースト/カット(dB)±10
レベル調整GAIN×1
電源9Vバッテリー(006P)またはDC9Vアダプター(センターマイナス)
特徴ツボを押さえた周波数
ここがオススメチューナー付
特記事項トゥルーバイパス
税込価格5,918円

今時、チューナーを持っていない人はいないと思いますが、このイコライザーはフットスイッチの上部についている小さなTUNERスイッチで、イコライザーとチューナーを切替えます。

チューナーモードの時は、フットスイッチで「バイパス⇔チューナー」を切替えます。

チューナー時には音を完全にブロックしてくれ、チューナースイッチをオフにすれば、瞬時にイコライザーに戻ります。

肝心のイコライザーですが、周波数の選択が、通常のグラフィックイコライザーのように倍音で並んでいるのではなく、100Hz、170Hz、280Hz・・・というように、ランダムです。

ここが、このイコライザーの一番のおすすめポイントです。

ユーザーからは「丁度いいポイント」や「痒い所に手が届く周波数」という高評価で、なかなか使い勝手が良いという口コミが多くみられます。

GAIN幅が±10dBなので物足りなさを心配する人もいると思いますが、周波数帯がドンピシャなので、そこまでブーストやカットする必要はないようです。

全体的に、中低音に特化したイコライザーなので、ベーシストの評価も高いですね。

非常に使いやすいイコライザーなので、初心者の方にもおすすめします。

9位 EQ700 Graphic Equalizer

メーカーBEHRINGER(ベリンガー)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数7 
バンド周波数(Hz)100、200、400、800、1.6k、3,2k、6,4k
ブースト/カット(dB)±15
レベル調整LEVEL×1 
電源9Vバッテリー(006P)または9V電源アダプター(PSU-SB)※センターマイナス
特徴BOSS GE-7に酷似
ここがオススメコスパ重視
特記事項耐久性に難あり?
税込価格3,388円

BEHRINGERのペダルエフェクターはBOSSの製品を参考にしているものが多くみられます。

このEQ700も、GE-7にソックリです。

しかし、この種のコピー文化は、かつての日本のギターが辿った道なので、決して非難すべきではありません。

日本の楽器メーカーがそうだったように、コピーして技術や知識を蓄えることによって、いずれは本家を脅かす存在になるかもしれません。

そうはいっても、コピーは本物を超えられませんから、現時点でGE-7並みの性能を期待してはいけません。

それでも、ユーザーからは「ノイズが少ない」「使いやすい」など好意的な口コミが多いので、

それなりに完成度は高いようです。

特に驚くべきは、価格です。

本家の1/3です!!

それだけで、多少の『難』があったとしても、許容範囲で我慢できるのではないでしょうか。

唯一の難点は、耐久性です。

BEHRINGERのペダルエフェクターの多くは、アルミボディではなくプラスチック製なのです。

これが分解して、筐体を裏から見ないとわからないほどよくできた造りなので、ほとんどの人は気が付かないと思います。

では、本体の重量感はどこからきているのかと言いますと、『底板』。

底板を外すと、すべてが判明します。

底板を外した本体は、驚くほど軽量なのです。

このようなプラスチックボディだと、心配になるのが耐久性。

ユーザーレビューにも、「3か月で壊れた」など、耐久性に関する投稿が散見しています。

しかし、自宅で使用する程度なら靴で踏みつけることもないとでしょうから、これからグラフィックイコライザーをマスターしようと思う初心者の方には、丁度いいコスパだと思います。

10位 GT EQ

メーカーROWIN(ローウィン)
カテゴリー・種類グラフィックイコライザー
バンド数5
バンド周波数(Hz)100、250、630、1.6k、4k
ブースト/カット(dB)±18
レベル調整VOLUME×1
電源DC9Vアダプター(センターマイナス)※乾電池は使用できません
特徴コンパクト部門なら第1位
ここがオススメ驚異のコスパ
特記事項トゥルーバイパス
税込価格2,838円

GT EQのおすすめポイントは、とにかく安い!に尽きます。

サイズも、かなりコンパクトにまとめてあり、実用サイズの限界まで小型化されていると思います。

そのため、オン/オフのLED表示はボリュームつまみを光らせることで対応するという、驚くべきアイデアで処理しています。

肝心の操作感ですが、ザックリとした音作りに向いているという意見が多いようです。

さすがに、このサイズで5バンドのスライドボリュームを押し込んでいるため、細かい操作が困難な上に、ボリュームの効き方が極端なAカーブで、一番大きな可変域が、最後の1目盛あたりに集中しているらしいのです。

そのため操作には、かなり慣れが必要ですが、そこをクリアすれば、価格を感じさせないほどの威力を発揮してくれます。

ユーザーの意見は、ここが非常に難しいポイントだそうです。

初心者向けの価格なのに、ある程度のスキルがないと使いこないというのが、GT EQの1番のネック。

逆に、初心者が「安くて手頃、これでグラフィックイコライザーを勉強しよう」と思ったら、絶対に失敗します。

イコライザー初心者は、多少高くても、SE-GEやEQ700、EQ Seekerあたりをチョイスしたほうが良いと思います。

ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキングまとめ

イコライザーは自分の意志がハッキリしていないと、使いこなせないエフェクターです。

イコライザー選びでのポイントは、「どこまで追い込んだ音作りをするか」ということです。

そのためには、グラフィックイコライザーとパラメトリックイコライザーのメリットとデメリットを理解しておく必要があります。

グラフィックイコライザーは、1つのスライドボリュームに1つの周波数帯が割り当てられています。

例えば、低いほうから100Hz、200Hz、400Hz、800Hz・・・というように、左隣の周波数の2倍の数値の周波数(倍音)で構成されています。

グラフィックイコライザーのメリットは、このように周波数が固定されているので、ユーザーはブーストかカットをすればよいだけという簡単な操作にあります。

しかし、ここがグラフィックイコライザーの最大のデメリットでもあるのです。

「600Hzをブーストしたい」と思ったときに、操作できるスライドボリュームがありません。

400Hzでも800Hzでも600Hzの周波数をカバーしていますから、それなりに効果はあります。

ですから、400Hzと800Hzを同時に上げると、結果として600Hzも上がりますが、不要な周波数の方が高く上がってしまうので、イメージした音よりもキレがなくなってしまいます。

【グラフィックイコライザーのかかり方】

400Hzと800Hzを上げた結果、600Hzも少しだけ上がりました。

一方で、パラメトリックイコライザーは周波数も動かせますから、ターゲットを600Hzに合わせてピンポイントでブーストすることができます。

【パラメトリックイコライザーのかかり方】

ピンポイントで600Hzをブーストできています。

その結果、自分のイメージに最適な周波数だけをブーストできるので、切れのあるサウンドが作れます。

このように、パラメトリックイコライザーは周波数も可変であることが最大のメリットですが、逆に初心者はターゲットとなる周波数にたどり着くまでが難題です。

パラメトリックイコライザーは、ある程度、イコライザーを使い慣れた人でなければ使いこなせないハイレベルなイコライザーなのです。

イコライザー選びのポイントは、ココだと思います。

私の結論は

グラフィックイコライザー:MXR M108S 10 Band EQ

パラメトリックイコライザー:Empress Effect Para EQ

この2台をチョイスし、

クリーンチャンネル(ループA) EQ → コンプレッサー → コーラス

ディストーションチャンネル(ループB):ディストーション → M108S  

という接続で、A/B踏み分けるシステムを組みたいですね。

今回、イコライザーを特集しましたが、ペダル式グラフィックイコライザーで、ここまでアクティブな音作りができるとは思いませんでした。

又、最近のイコライザーはノイズ対策やSN比も格段に良くなっており、そのレベルはオーディオ機器並みのものもあることにも驚きました。

反面、低価格なイコライザーにも感動しました。

飲み会を1回我慢する金額で買うことができるイコライザーがあるなんて!

良い時代になったものです。

最後になりますが、今、私が最も注目しているイコライザーをご紹介します。

Bid-Muffでおなじみの、Elctro-Harmonix社から発売されている真空管を2本使用した『TubeEQ』です。

イコライザーとしてはTREBLEとBASS、BANDPASSのフリケンシーとゲイン、Qがあるオーソドックスな内容なのですが、特筆すべきはエクスプレッションペダル用のインサートが装備されているという点です。

ここにペダルを接続すると、BANDPASSの周波数を上下させることができるので、ワウペダルのような効果が得られるのです。

ワウペダルはSN比が良くないものが多いので、Tube-EQを使ってワウペダルにすれば、かなり、ノイズの少ないコリーンな効果が得られると思います。

今回、おすすめランキングに入れなかったのは、メーカーのHPにアクセスしても詳細なデータが掲載されていなかったためです。

ギターのイコライザーエフェクターおすすめランキング!選ぶ基準は?

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